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INTERVIEW

2015.12.18

【『Wake Up, Girls! 続・劇場版 前後編』9月・12月公開記念 Wake Up, Girls! 全部見せちゃうぞ!】第7回 山下七海 インタビュー

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12月11日より、2週間限定公開がスタートした続・劇場版前篇『Wake Up, Girls!Beyond the Bottom』。公開直後に幕張メッセで行われた「Wake Up, Girls!Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」では、I-1clubとWUG!を巻きこむ新たなプロジェクトの始動も予告され、Wake Up, Girls!』を取り巻く流れは加速を続けている。

今回は続・劇場版後篇公開直前のタイミングで、久海菜々美役の山下七海にインタビューを行なった。後篇では、TVシリーズで一度飲み込んだ菜々美の「光塚」への想いと人生の選択について再び大きくフォーカスされる。今回は菜々美の重要なシーンをどのように演じたかを聞くうえで若干のネタバレが含まれているので、劇場で見ていない人は注意してほしい。歌手を夢見て『Wake Up, Girls!』のオーディションを受けた徳島出身の少女が、若手声優としてブレイクするまでの経験や想い、そのなかでの成長についても聞いてみた。

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バレエで得た一番のものは「ステージは度胸」の気構え

──続・劇場版後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』公開を迎えての心境を教えて下さい。

山下七海 後篇は菜々美ちゃんがWake Upするよ!ってことを今まであちこちで言っていたんですね。いよいよその菜々美ちゃんの様子を皆さんに見られるのがちょっと恥ずかしいというか、どういう反応をされるのかな、どういうリアクションがあるのかな、とドキドキしています。だから劇場で観た人は、菜々美ちゃんがWake Upした様子を見てどう感じたか、感想のお便りとかをいただけるとうれしいなと思います。

──まずは改めて、久海菜々美ちゃんがどういう子で、どう変わってきたかを教えて下さい。

山下 菜々美ちゃんは自立心がすごくあって、なんでもひとりの力でやりたいと思っちゃうような気持ちをずっと持ってて。だから他のメンバーの6人ともなかなか打ち解けられなかったりしたんです。会話の輪にもあまり入っていこうとしなかったり。でも続・劇場版を経てみんなの中に入っていけるようになったというか、少し大人になったんじゃないかと思います。でも根が素直というか、自分にすごく正直に生きてる子であるところは最初から変わらないところだと思います。

──菜々美といえば光塚歌劇団が大好きですが、彼女は光塚のどういうところに惹かれてるんだと思いますか?

山下 なんでしょうね! やっぱりかっこいい女性という部分に惹かれてるんじゃないかと思います。お父さんやお母さんが菜々美に光塚歌劇団に入ってほしいなと思っているようなので、それもきっとあるんだと思います。

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──現実の宝塚歌劇って見たことありますか?

山下 ないんです。私ずっとバレエをやってたので、クラシックバレエの舞台とかはよく見に行ってたんですけど。

──クラシックバレエはどれぐらいやってたんでしたっけ。

山下 3歳から15歳までです。12年やりました。結構やってますね(笑)。最初の頃は裸足でステージを駆け回るひよこの役とかをやっていて、大きくなってからは一度発表会で「ジゼル」の主役をやりました。高校受験が大変でやめちゃったんですけど。

──バレエの経験やステージに立った経験って、WUGで役立っていますか?

山下 役立っているかもです。ステージは度胸だなって思うんです(笑)。私、最初は緊張しぃだったんですけど、緊張しちゃうのはもうしょうがないことだな、みたいな感覚はあって。それはバレエでステージに立っていた影響だと思います。

──緊張とのつきあい方がわかった?

山下 そうです。クラシックバレエやっているときに先生に、もし転んじゃったとしてもそれが振りの一部だと思えと言われたのがすごく印象に残っていて、だから今も振りを間違えてもこれが正しいんだぞという気持ちでやろうと思ってます。

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──菜々美ちゃんもこっちんこっちんになったりしてますけど、山下さんが『Wake Up, Girls!』でいちばん緊張したステージっていつでしたか?

山下 どれだろうなー! あれかもしれない。最初の頃にやっていた「ショーケースイベント」で、初めてひとりでステージに立ったとき。『けいおん!』の「ふわふわ時間」を歌ったんですけど、もう緊張しすぎて歌詞が全部飛んでしまったという事件がありまして、それがいちばん緊張しました。アニサマもたぶんすごく緊張したと思うんですけど、(ショーケースのソロは)初めての経験だったのでやっぱり印象に残ってます。

──その後キャラソンの「オオカミとピアノ」なんかでソロでステージに立つ経験も増えましたが、最近はどうですか?

山下 ツアーでキャラソンメドレーがあったじゃないですか。そのときは全然緊張しなくて、この流れがあって、着替えてこうなって、がきっちり頭のなかで整理できていたので、余裕を持ってやれていたと思います。

──観ていても緊張は感じないというか、客席が手のひらに乗せられて転がされてる感じでしたよ。

山下 ころころしてましたか?(笑)。ツアーのときはですね、ほかに新曲がたくさんあったり大変だったので、「よしキャラソン終わって次!」みたいな感じで緊張しているヒマがなかったのかなって思います。

──一年目頑張っていたからこそ、二年目のキャラソンとかは考えなくてもできたんですね。

山下 ほんとそう! 一年目がなかったら絶対だめだったと思います。

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