うたパス×リスアニ!「アニソン・コンピレーションch」第6回 早見沙織のキャラクターソングを聴こう!

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auの音楽聴き放題”サービス「うたパス」と、リスアニ!編集部がコラボレーション企画をスタート! 最新J-POPからアニソン、カラオケ定番曲まで様々な音楽チャンネルが月額300円で聴き放題となる同サービスのなかで、リスアニ!編集部が“アニソン限定”で様々なチャンネルを作成します。なお「チャンネル」とは、膨大な楽曲の中から30〜40曲をピックアップした、言わば「うたパス」オリジナルのコンピレーションアルバム。「うたパス」にはいろいろなジャンルのチャンネルが常時300以上もあるのでぜひチェックしてみよう! 本企画では毎回異なるテーマを設け、アニメソングがより楽しくなる深掘りウンチクと共に名曲たちをお届けしていきます。お楽しみに!

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――今回の企画で早見さんが過去に歌ったキャラクターソングを改めてリストにまとめたのですが、ざっと全部で200曲以上! おそらく正確には250前後の曲を歌ってきたことになると思いますが、まずはこの数字についていかがですか?

早見沙織 こんなにたくさん歌ってきたんですね。07年にデビューしてから8年ですか……数えたことがなかったので、自分でもただただ驚いています。でもこのリストを見ていると、全部の曲のレコーディングのことを思い出せますね。

――声優として、演技だけでなく歌もうたうことについては当時どう思っていたのですか?

早見 中学生の頃に事務所に入ったのですが、その頃はやることなすことすべてが新鮮で。歌や演技に関係なく、とにかく目の前のことに打ち込んでいこう、と思っていました。初レコーディングでは、とにかくてんやわんや慌てていたことだけを鮮明に覚えていますね(笑)。

――歌うことに苦手意識があったのですか?

早見 幼い頃から歌うことは大好きだったので、むしろ演技よりも歌うことのほうが体には馴染んでいたと思います。ただお仕事で歌う経験が初めてだったので、とっても緊張してしまったんだと思います。

エアリィでも歌い方で全然雰囲気が変わる

――そして2008年には『セキレイ』がスタートしますね。一般的にはこの作品で早見さんの歌が注目されたように思います。

早見 『セキレイ』はイベントでライブを披露する機会もありましたから、思い出もいっぱいあります。この作品は歌うだけじゃなく衣装も踊りもあって。振り付けは今でも覚えているんですよ。歌い出しの前にポーズを取るんですが、タイトルコールをしてから一瞬間があって、スッとその姿勢になるのが印象深かったです。

――『セキレイ』は曲の数も多かったですよね。プロデュースも岡部啓一さんや神前暁さんといったMONACAの作家陣がしていて豪華な面々でした。

早見 どの曲もキャッチーで今でも印象深いです。今回は『セキレイ』の曲がたくさん配信されるんですね。主題歌もキャラソンも、ラジオの曲も入っていてうれしいです! 私が演じた結は元気で明るいキャラクターだったので、それをどう表現するか悩んだ記憶があります。一方で「きみを想うとき」のようなバラードもあって、このときは岡部さんに「マイクに近づいて優しくささやくように歌ってみて」とアドバイスをいただいて。「これでホントに録れるのかな?」と不安に思ったのですが、完成した曲を聴くと自分でも聴いたことのない表現になっていて。

――早見さんの魅力であるエアリィな歌声の原点が、ここにあるんですね。

早見 どの曲もささやいて歌っているわけではないですよ(笑)。エアリーな歌い方でも、ほんの少し歌い方を変えると全然雰囲気が変わるんです。曲によって声を張ったり、優しさにもいろいろな加減をしているので、そこを感じ取っていただけたらうれしいですね。

――同時期に放送された『バスカッシュ』でもまた、様々な曲を歌われていて。

早見 『バスカッシュ』もとても歌にこだわりのある現場だったのですが、どの曲もメロディにインパクトがあって、レコーディング前の練習ですぐに覚えられた記憶があります。

――苦手なジャンルもあるのですか?

早見 苦手というか、メロディラインや歌詞のはまり方に相性はあると思います。ロックでもバラードでも、ジャンルによってというわけではないのですが、曲の構成によっては覚えるのに時間がかかることもあって。曲調に対する歌いやすさとか歌いづらさはあまりないですね。

――そうすると、『神のみぞ知るセカイ』の楽曲たちはかなりテクニカルだったのではないですか?

早見 『神のみ』は曲調がどうとかそういう話以前に、とてもハイレベルなことをたくさんやったと思います(笑)。

――第三期で歌った「God only knows -Secrets of the Goddess- (Extract)」ですね。

早見 あれはびっくりしましたね。『神のみ』のOPテーマが凝っていることは知っていましたが、まさかそれを自分が担当するとは思っていませんでしたから。まず13分以上……って長い(笑)。でもレコーディングの進行はスムーズだったんです。メインとコーラスに分けて2日間かけて録ったんですが、ディレクターさんが素晴らしい采配をしてくださって。

――意外に苦労はしなかった?

早見 いや、大変でしたよ〜。すべて英詞でしたしね。あとハーモニーがものすごく多いんですよ。ところによっては3つも4つもあって。またそのハーモニーの音がすごく動くんです。とてもヘヴィな一曲でした。

――キャラソンの思い出は?

早見 ハクアとしてたくさんの曲を歌ったのですが、意外とイベントで披露する機会がなかったんですね。素敵な曲ばかりなので、いつかどこかで歌うことができたらいいなと思っていました。なので、いちばんの思い出は、パシフィコ(横浜国立大ホール)でやった『ハヤテのごとく!』とのジョイントコンサートかもしれませんね。そこで東山奈央ちゃんに山崎はるかちゃん、そして伊藤静さんとコラボさせていただいて。みんなで(桂)ヒナギクの「本日、満開ワタシ色!」を歌ったりして。

――イベントといえば『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は秩父市と連携して今でもいろいろ展開していますね。

早見 11年の“ANOHANA FES.”(秩父ミューズパーク野外ステージ)で、みんなと「secret base」を歌いながら見た花火は忘れられませんね。あとそのときの櫻井(孝宏)さんがしためんまコスプレも(笑)。『あの花』は秩父の方々も応援してくださっていて、地元のお祭りに参加したときも皆さんがまるで親戚のように接してくださったんです。放送後もイベントで度々秩父を訪れたのですが、おじいちゃんやおばあちゃん、小学生の子まで集まってくれて、この関係は温かくて素敵だなと思いました。

これからもっと新しい歌の経験を積めると思う

――こうした様々な経験を経て、シングル「やさしい希望」でソロデビューを果たしましたね。

早見 今回私がいちばん悩んだのは、1曲目の曲調をどうするかでした。私自身、ロックからポップからジャジーなものまでいろいろな音楽が好きななかで、自分名義の1枚目の曲をどんなタイプにするか決めきれなくて、スタッフの皆さんとも話し合いを重ねて作ったのが「やさしい希望」です。

――本当に、様々なジャンルの楽曲を歌われてきましたものね。

早見 「早見沙織が歌うキャラクターソングといえばこんなイメージ」「こういう曲調が頭に浮かぶ」といった印象や感想をすり合わせていって、優しいイメージなのだろうという結論になって。

――おそらくファンが抱く早見さんのイメージも、優しさや柔らかさが多数派なのではないでしょうか。

早見 本当にたくさんの歌をうたってきたなかで一定のイメージがあるのなら、デビューシングルではそれを大切にしたいなと思ったんです。

――今後はこれまでのキャラソン活動とアーティスト活動を並行して進めていくことになりますね。

早見 今回の「やさしい希望」はとてもストレートな楽曲ですが、今後も自分自身にとって新鮮だったり、やったことのない音楽にチャレンジしていけたらなと思っています。そしてそれはきっとキャラソンでも同じだと思うんですね。新しいキャラ、新しいタイプの音楽でもっと歌の経験を積めると思うので、それはぜひ個人の活動に活かしていきたいですし、その逆もまたしかりで。同じ歌の枠なので上手に共有させながら、どちらもより良いものにしていけたらいいなと思っています。

Photography By 山本哲也 / Interview & Text By 西原史顕

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<プロフィール>
はやみさおり/5月29日生まれ。声優。様々なアニメでヒロインを演じ、絶大な人気を博す。2015年7月放送のTVアニメ『赤髪の白雪姫』OPテーマ「やさしい希望」で待望のアーティスト・デビューを果たす。

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