第5回 女子に絶大な人気を誇るゲーム・シリーズ『薄桜鬼』を真山さんが語ります。

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『薄桜鬼』シリーズの多彩な音楽!

――『薄桜鬼』は音楽もすごく多い……というかそれぞれの媒体やファンディスク、アニメ・劇場版でも曲がありますから、OPEDテーマの数も多いですね。ゲーム・アニメ版共に吉岡亜衣加さんが主に担当されていて、アニメ版のいくつかは黒崎真音さんが担当されていますね。

真山 吉岡さん好きです。乙女ゲームってOPED好きでアーティストさんを好きになることって多い気がします。

――確かにひたすらエモーショナルな話を見続けた最後にEDが入ってきたりするわけで、かなり好印象ですよね。

真山 そうじゃないのもたまにあるんですけどね。ゲームですごく泣けたのに、EDはすごく愉快みたいな(笑)。でも楽曲自体はかっこよかったりして。『薄桜鬼』は作品の雰囲気に合わせてて、和を感じさせる音楽なので好きです。

――確かに、和の要素は真山さん大好きですもんね。アニメでもオーソドックスな和ロックでしたが。

真山 「十六夜涙」とか、こぶしがめっちゃ入ってます!

――初めて買ったゲームはどの薄桜鬼だったんですか?

真山 初めて買ったのはPSP版ですね。最近思うのはVitaに移植されて画面がとてもキレイなので、全部移植しちゃえばいいのにとか思うんですけど、移植ばっかりだと飽きが来てしまうんですよね。

――お好きな曲はありますか?

真山 劇場版の「紅の絲」は劇場版っぽい感じでとても好きです。なんというか重い感じでとても合っています。曲でいうと、あとはやっぱり最初のPS2版OPテーマ「はらり」ですね。みんな大好きというか体に刻まれてると思います(笑)。友達とカラオケに行くと絶対一回は誰かが歌うような楽曲です。

――『薄桜鬼』を象徴するような楽曲ですね。

真山 これだけ曲があっても、「はらり」はみんなの耳に残ってると思いますね。続けて二回連続の歌詞があると印象に残りやすいんだと思います。

――リズムに乗ってて耳に残りやすいですし、そういう方法論は確かによく聞きますね。

真山 あと『薄桜鬼』という作品的に、桜が散ってる背景がイメージできてすごく……この辺は語ろうとすると全部ネタバレになっちゃうんですが(笑)。

――コアの部分の情景が浮かぶんですね(笑)。キャラクターソングだとやはり好きな左之さんですか?

真山 キャラソンと言ってもわりと全編語りだったりするんですよね……曲で聴いてるのは沖田さんの「牙月」です。ロック調で、ちゃんと歌になっていつつ、歌ってる中に語りがちょっとずつ入ってるのがとてもいいですね。声優好きとしては語りがあるとうれしくなります。

――なるほど、男性向けだと語りはあんまりない気がしますね。語りの曲でおすすめってありますか?

真山 平助くんの「一気呵成に行こう」は好きです。自分でもなんで好きなのかわからないんですが(笑)、メロディが好きで、「俺は一気呵成に行こう!」ってひたすら言ってるだけなんですけど、それが面白くて気分が高揚するというか。

――しかしこうしてずらっとシリーズを見ても壮観というか、永く人気がありますよね。

真山 固定してファンが残っているという感じですね。いろんな作品が好きで齧っていく人もいれば、固定して好きなファンもいるという感じだと思いますけど、乙女ゲームは固定して残る人の比率が高い気がしますし、『薄桜鬼』は特にそんな印象です。

――ある意味ほかのジャンルが好きになっても戻ってくるホームポイントみたいになってる人もいる感じですね。

真山 「他の作品も見るけどね」って感じで(笑)。あと期間を空けずにどんどん新しいものを展開していくんですよ!それがファンをよく分かってるなと思います。劇場公開していたら居酒屋とのコラボがあったりして。私、コラボカクテルは飲めないんですけど(笑)。

――それは残念でしたね(笑)。シリーズの直近作だとファンディスクになりますか?

真山 『薄桜鬼 随想録 面影げ花』ファンディスクは、この間出たばっかりです。7月にも『黎明録』のPS Vita 移植版が出るみたいです。

――ちなみにファンディスクの中身って?

真山 今プレイしているのは以前出したファンディスクの移植版なんですけど、移植版には必ず新しく追加コンテンツが入るんですよ。簡単に言うとスチルが増えるんです。

――なるほど(笑)。ストーリー的にはどの辺を補完していくんですか?

真山 本編の最初のころのほのぼのしていたときのエピソードを膨らませていく感じです。なんでもないことから、個別ルートに行ったときの詳しい話とか。

――なんか『薄桜鬼SSL』は学園ものみたいになってて気になりますね(笑)。

真山 これは私は好きです(笑)。だって教師の左之さんが見れるんですよ!公式で『薄桜鬼』の世界観とは全く違うものとして作っていて、二次創作とかして描く人もいると思うんですけど、そういう人の夢をすべてかなえたのがこの企画だと思います。気軽に楽しめるし、ミニゲームもあったりして完全にファンディスクですね。

――二次創作だと確かにありそうですよね。それを公式がやるという。

真山 歴史全く関係ないですからね(笑)。もともと男子校の学校に千鶴ちゃんがひとり転校してくるんですけど、バレンタインの日にひとりにチョコレートを渡したいってときに、校内の風紀が乱れてしまうからって禁止されてしまって。それをミニゲームをクリアしながら好きなキャラクターに渡しに行くってお話で、楽しいですけど新選組本当に関係ないですね(笑)。

――ファンディスクって感じですね(笑)。

真山 ほのぼのしているのも楽しいです。ゲームの本編がシリアスな分、ほかのコンテンツがけっこう緩いというか、ドラマCDだと戦いのシーンもあるんですけど、それ以外はみんな和気あいあいとして楽しい雰囲気があります。そこのギャップがいいのかなと。楽しいだけじゃないし、悲しいだけでもないみたいな。

――これだけファンディスクが出ていると、そのうちファンのすべての要望を網羅していきそうですね(笑)。

真山 そうですね、これ以上何をやるんだろうって期待しています(笑)。

――イベントも開催されてますが、行かれたことありますか?

真山 私は行ったことないんですけど、全部DVDとかでチェックしています。見ている感じでは楽しそうですね。

――舞台とかは興味ありますか?

真山 『薄桜鬼ミュージカル』は前にDVDで友達の家で見ました。2.5次元ミュージカルに出る事が夢なので見て勉強してます!!

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女性向け作品のグッズ展開

――というわけで、ざっと振り返っていきましたがいかがですか?

真山 コンテンツが多すぎて何を話せばいいかわからなくなります(笑)。グッズも多いんですよね。この間オトメイトショップで「お手紙ホルダー」を買いました。

――どんなものなんですか?

真山 薄くてスライドできるタイプのもので、手紙サイズのものをまとめられるんです。

――男性向けにはあんまりそういったステーショナリー系はないので新鮮ですね(笑)。

真山 確かに!けっこうコレクションするので、グッズを収納するグッズみたいなものはよく見ますね。スチルカードを入れたりとか。

――なるほど、ちょっと前に収納コンテナみたいなグッズも見たことあります。

真山 私はけっこう買うときに「はたして本当にこれは使うのか」みたいなことを考えるんですよ。

――あ、真山さんは一応実用を想定してグッズを買い求めるんですね。

真山 はい。それで結局買わないことも多いです。それにしてもアニメイトもそうなんですけど、乙女作品のグッズを販売するところが増えてきました。もう棚の幅が目に見えて増えて来ていて、人気あるんだなと。

――グッズが増えることで人気も計れるという感じですか?

真山 そうですね、グッズが増えたら「次これが来るんだな」と思ったり、「力を入れてきたんだな」ってわかったり。力が入ってると感じるコンテンツは安心感もありますし、やっぱり興味が湧いてのぞいてみたりするんですよね。

――なるほど、男性向けと比べて、女性向けのグッズは息も長いですよね。

真山 女性向けって少しずつ増えていくというか寿命が長いです。『薄桜鬼』は特にアニメ化してくれたおかげかもしれません。最初にドラマCDを出して、それで人気を測ってゲームを出そうとする作品もありますね。

――次は何を話しましょうか?

真山 いろいろアニメ化も決まっているので、web漫画の話をしたいです!最近漫画はずっとwebで読んでいる気がします。勢いがすごいんですよね。

――確かに元は無かったせいもありますが、300パーセント成長とかですからね(笑)。なるほど、では次回はWeb漫画で行きましょうか!

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Interview & Text By 大用尚宏(クリエンタ)
Photography By 高橋妙子


【今回紹介したCD】
「薄桜鬼 回奏録 上」
2009年7月1日発売
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品番:KDSD-00292
価格:¥2,500+税
<CD>
01. 土方歳三 キャラクターイメージ曲::遠雷
02. 土方歳三モノローグ
03. 沖田総司 キャラクターイメージ曲::牙月
04. 沖田総司モノローグ
05. 風間千景 キャラクターイメージ曲::鬼火幻想
06. 風間千景モノローグ
07. 遠雷 (カラオケVer.)
08. 牙月 (カラオケVer.)
09. 鬼火幻想 (カラオケVer.)

「はらり」/吉岡亜衣加
2009年9月2日発売
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品番:KDSD-00304
価格:¥3,000+税
<CD>
01. はらり
02. 闇の彼方まで
03. 想い出はそばに
04. Wish ~出逢いを越えて~ -Album Ver.-
05. 優しく廻る -Album Ver.-
06. 花びらの刻
07. 空の鏡
08. 未来に吹く風
09. ココニイル ~虚空の果て~
10. Sincerely
11. つぼみ
12. はらり (アコースティックVer.) (ボーナストラック)

「劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞」主題歌
「紅ノ絲」/吉岡亜衣加
2013年8月21日発売
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品番:GNCA-0308
価格:¥1,200+税
<CD>
01. 紅ノ絲
02. 輪廻の旅人
03. 紅ノ絲 (Instrumental)
04. 輪廻の旅人 (Instrumental)

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