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INTERVIEW

2015.03.17

第2回 今回のテーマは“京都アニメーション”。真山さん、大いに語ります。

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アイドル・私立恵比寿中学のメンバーとして活躍するかたわら、先日最終回を迎えたTVアニメ『アカメが斬る!』新OPテーマ「Liar Mask」にて11月26日にソロデビューを果たした真山りか。17歳の現役学生、そしてアイドルとして多忙を極める彼女ですが、実はアニメやゲームが大好きという一面が。そこでこの企画は、そんな彼女の好きなアニメやゲームをもっと好きになれるように、題材を決めてそれぞれ深く掘り下げて勉強していこうというものです。第2回目のテーマは、真山さんが大好きなアニメーションスタジオ、”京都アニメーション”です。

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――真山さんがいちばん最初にごらんになった京都アニメーション作品は何でしたか?

真山りか 最初は『涼宮ハルヒの憂鬱』です。それから『らき☆すた』見て、ちょうどその時期に『けいおん!』が放送中だったので見ていました。
それから『日常』を見ました。『中二病でも恋がしたい』も1期は見ていて、そのあと『Free!』と『境界の彼方』は特に好きで、12月まで放送していた『甘城ブリリアントパーク』をかわいくて大好きでした。今は『響け!ユーフォニアム』の小説を読みはじめたところです。

――なるほど!京アニが元請作品を始めた初期のアニメもけっこう見られているんですね。

 

真山さんに京アニ作品について語っていただきました!

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――『涼宮ハルヒの憂鬱』はご覧になっていかがでしたか?

真山 『涼宮ハルヒの憂鬱』を見ていたときはそんなにまだアニメや声優さんに詳しいわけではなくて、ただ「アニメ面白いな」っていう感覚で見ていたので、「これが深夜アニメなのか」って思いました。

――初めて深夜アニメにふれる時期だったんですね。

真山 深夜アニメって独特の描写というか、規制があまりかかっていない分出せるところもあるから、刺激がすごかったですね。バニーガールですよ!びっくりしました。でもすごくおもしろくて、あとこれは京アニさんに全部言えることなんですけど、OPやEDが特に素晴らしくて感動しました。「アニメってこんなに滑らかに動くものなんだ!」って思って。それが印象的でしたね。

――OPやEDのクオリティが高いのは当時から言われていて、あそこでがっちりハートを掴まれたファンも多いと思いますが、真山さんもだったんですね。

真山 ニコニコ動画で言われる「ヌルヌル動く」という言葉がありますけど、こんなに滑らかに動けるんだって思いました。それまでアニメを見た中でも、ふつうに見ていてもハッとする滑らかさでした。

――『らき☆すた』とかも『涼宮ハルヒの憂鬱』スタッフが作っていることで話題になっていましたが、ご覧になられましたか?

真山 『らき☆すた』は漫画でも見ています!かわいいです!

――いわゆる日常系が得意な京アニという印象がこの辺りからつきましたね。

真山 確かに、京アニって日常系が多いイメージです。そんな中『日常』がいちばん日常じゃないような気がしますが(笑)。

――そして日常系といえば『けいおん!』ということで、ご覧になっていかがでしたか?

真山 私は『けいおん!』をはじめて見たときに、澪ちゃんがかわいすぎて、それで見ようと思いましたね。

――以前からうかがってる「黒髪ロング、ぱっつん」という好みにドストライクですもんね(笑)。

真山 そうなんですよ!それで見てみたら、ストーリーの方も、女の子の青春が本当にリアルに描かれていて、日常的なちょっとした出来事をドラマチックに描写されているのがおもしろいなって思いました。そして『けいおん!』といえばやはり音楽が印象的ですよね。

――オリコンチャートにアニメの曲が登場するようになる走りですね。以前も『けいおん!』の曲は好きだとおっしゃっていましたが、『けいおん!』の音楽の魅力や好きな曲でどういうところがヒットしましたか?

真山 個人的にもう澪ちゃんの声が好きなので、日笠さんがもう素敵なお声で、それまで声優さんが「歌う」っていうイメージがなかったので、キャラクターが本当に歌っているみたいでびっくりしました。田村ゆかりさんは私の中でまた声優とは別のカテゴリなので(笑)。

――ED「Don’t say “lazy”」などは、本編とは空気が違って、ミュージックビデオのようなつくりになっていますよね。

真山 あの手法はなんだかわくわくしますよね。作品中でも唯ちゃんがカスタネットをするシーンで「うんたん♪」っていうのがあるんですけど、周りですごくこれが流行りました。私は美術部だったんですけど、『けいおん!』は吹奏楽部の子に流行していて、みんなその時期はみんなカスタネットでマネして遊んでいましたね。だから『けいおん』を見てから『らき☆すた』も見ましたけど、京アニさんといえばバンドとかも含めて”女の子”っていうイメージが強いです。

――なるほど。また、『けいおん!』のライブや、『らき☆すた』のカラオケEDなど、劇中でどんどん音楽を入れていくのも特徴です。『ハルヒ』の劇中歌は以前お好きな音楽に挙げられていましたね。

真山 「God knows」大好きですね!かわいいし、かっこいいです。あと実は『ハルヒ』だとミクルちゃんの歌がいちばん好きです。

――Episode00の「恋のみくる伝説」ですか(笑)。

真山 すごい超電波ソングですよね。後藤邑子さんがわざと音痴に歌っていて。

――本当はすごく上手いのに音を外して歌っていて、本放送時はあの第1話で度肝を抜かれましたね。また、キャラソンも数多くありますがお好きなものはありますか?

真山 『ハルヒ』だと古泉君の「「つまらない話ですよ」と僕は言う」は好きです。古泉役の小野さんのセクシーな歌い方が確立されたのもここら辺という印象です。ライブで踊っている姿も拝見しましたが、小野さんはディスコ系がお好きなんだなと。とてもお似合いでした。

――ハンサムキャラといいますか、たしかに古泉のイメージで定着した感はありますね。

真山 あとキョンの「ホモ・サピエンス・ラプソディ」が好きです。やっぱりどうしても男性キャラクターを見てしまいますね。この歌は「こんなに歌じゃない歌もすごいな!」って。ふつうはキャラクターを出すのがキャラソンなんですけど、もはやキャラが崩壊してるんじゃないかな?という歌で。キャラソンから入った人はキョンはこういう人なんだって勘違いしちゃいますよね、いちばん常識人なのに(笑)。

――たしかにふざけた合いの手がたくさん入った曲でしたね(笑)。

真山 キョン役の杉田さんの本人名義で出してほしいと思うくらいです。『らき☆すた』だと好きなキャラがかがみんなので「100%?ナイナイナイ」ですね。

――かがみんがお好きなんですね。

真山 ツンデレキャラが好きなんです。あとは『らき☆すた』っていうと同じ事務所の子たちが歌っていたというのもあって「もってけ!セーラーふく」はやっぱり印象深いですね。私立恵比寿中学でもライブで自分達の持ち曲があまりなかったときに「かえして!ニーソックス」を歌っていたんですよ。

――なるほど!かなりご縁がありますね。『けいおん!』のキャラソンはどうですか?

真山 やっぱり声質もふくめて澪ちゃんが大好きなので、選ぶのは難しいですね(笑)。別格です!他のキャラクターだと、私が唯ちゃんのギターを持ってるっていうこともあるんですけど、「ギー太に首ったけ」はかわいいなって思います。本当にギターが好きなんだなって伝わってきて……私はFコードであきらめたんですけど(笑)。あと劇中で流れた「U&I」は感動しました!がんばってる人が大好きなんです!がんばってなくても、かわいいキャラは大好きなんですけど(笑)。

まだまだ語ります!どんどんいきましょう!

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――他、『たまこまーけっと』などはいかがですか?

真山 『日常』はヒャダインさんが歌っていたのが印象に残っています。『たまこまーけっと』で驚いたときの顔が『日常』と似ていましたね。

――原作付きの作品で試してみた表現を消化して、オリジナル作品で活かすのも京アニらしいですね。

真山 『たまこ』は女の子がかわいいっていうことと、もち推しがすごかったですね。あと小野大輔さんの味のあるな演技がぴったりハマるまさしくお姉キャラで登場したときはびっくりしました!『氷菓』は原作を呼んでいたんですが、お話やキャラクターの印象を変わって受けました。

――構成が時系列順になっているんですよね。えるちゃんは黒髪ぱっつんキャラで、お好きなのでは?

真山 かわいいです!でも個人的にはとても純粋で、天使過ぎたという印象です(笑)。『中二病でも恋がしたい!』は凸森がかわいかったです!京アニさんはとにかく「かわいい」というのが大好きですね。

――京アニさんといえば絵が上手いとか、演出が巧みと言われていますが、確かに総合して女の子や男の子がかわいく描写されているというのは特徴ですね。

真山 凸森は、言い方はあれですがあざといですね。髪を振りまわしてるのがかわいかったんですが、さらに凸森が髪を下ろしたときがあったじゃないですか? あのときはもうテンションがあがりました!「サイコー!」って(笑)。金髪美少女かわいいです。『中二病』に関しては、恋愛ドラマを普通に見ているような感覚でした。中二病な部分をのぞくとそんな感じでしたよね。

――そうですね、おっしゃる通りで、まさに劇場版では恋愛要素を抽出して再編集されていました。そしていつも大好きとおっしゃられている『Free!』はいかがでしたか?

真山 『Free!』は内海監督が筋肉にこだわってくださっていてすごかったですね。京アニの作品に男性のイメージが全くなかったので、CM見てすごい気になりました。

――筋肉美を描いた最初のCMはすごい話題になりましたね。

真山 ちょうど個人的に『氷菓』あたりからちゃんと全部見れていなくて、少し京アニさんから離れていた時期だったので、これでまた持っていかれたという印象です。かわいい男の子が多いなというのは昔から思っていたんですが、そこからまさかの”男フィーチャー”な作品だったので、本当に作風の幅が広いなと思いました。

――この作画力で男の子の筋肉を描くか!みたいな。

真山 そうですね。あと水の描写がすごくきれいで、泳いでいるときの滑らかな水の感触が伝わってくるのにも驚きました。さすが京アニさん!という感じで。声優さんも好きな方が多かったっていうのもあって全体的に大好きです。

――ストーリー的にもよかったですね。

真山 ですね!夏のみっていう季節感もいいですよね!さばさばした性格のはるちゃんが、だんだん物語が進むにつれて仲間とかかわることをだんだん楽しく感じるようになる人間性の変化の過程が、自分としてはすごくうれしかったです。2期のはるちゃんは完全に”デレはるちゃん”だったんですよね。

――(笑)。

真山 最初からデレまくっていたので。2期は受験生というテーマもあって、わたしも同じように進路で悩んでいたので、その葛藤がちょうど同じ時期で、リアルに伝わってきました。あと渚君がすごい不憫というか、幼なじみ4人の中でもひとりだけ年下じゃないですか。ときどき話に入っていけない感じがいろいろかわいそうだなって思って。

――また、そこを映すんですよね。

真山 そうなんですよ……。もう、ギュってしてあげたい!最終的にみんな仲良くなれたから良かったです。あと、何度も言うんですけど、貴澄君があざとかったです。貴澄君はストーリー的には脇のキャラクターなんですが、貴澄君視点のスピンオフも見てみたいですね。貴澄君とはるちゃんとの中学生時代をもう少し出して欲しいなって思います。

――『Free』の曲でいうと印象に残っているのは何かありますか?

真山 澪ちゃんと同じで、はるちゃんのキャラクターソングも好きすぎて選べないです(笑)。別格ということで。他のキャラクターでは、デュエットソングなんですけど、「サマーハイテンション☆」がさわやかで好きです。渚くんが楽しんで遊んでる感じが出ているのがいいですね。『Free』に関して言えば、サウンドトラックも本当に爽やかというか、水っぽい感じが本当にして、ドキドキしました。あと本編ではリアルな学生感が出ているんですが、EDでは踊っているはっちゃけ感がすごい良かったですね。

――あれもまたミュージックビデオ風といいますか、セクシーだったりカッコつけてたりと本編とは違う顔が見れますよね。

真山 決め顔を一瞬入れてくるんですが、あれがもう「わかってるなぁ……!」って。わかりやすく見せてくるわけじゃなくて一瞬入るだけなんですが、その一瞬で女の子はドキッとするんですよ。特に渚くん!あとまこちゃんもふだんやわらかい印象なので、EDとのギャップが萌えました!

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