【「リスアニ!」本誌連載出張版】 GOT’S&TAKE(FLOW) ロケ物語 第14章(ゲスト:豊永利行) 完全版<後編>

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リスアニ!本誌で連載中の「ロケ物語」。FLOWのGOT’SとTAKEがアニメ制作現場は潜入。2月9日に発売になったリスアニ!Vol.24では、FLOWがOPテーマを担当している『デュラララ!!×2 結』の主人公・竜ヶ峰帝人を演じる豊永利行さんに会いに行ってきました。ともに音楽を作る3人だけに、会話は超盛り上がったので本誌には収まりきらず……。そこでリスアニ!WEBでは2週にわたって完全版をお届け。先週の前篇に引き続き、後編をお送りします!

TAKE 豊永さんは本当に器用なんですね。しかもそれが全部、形になっていますよね。そして声優として『デュラララ!!』シリーズで竜ヶ峰帝人くんを演じられているわけですが。最初の放送は2010年だったんですね。

豊永利行 そうなんです。だからもう6年も前になるんですね。ご覧になっていかがでしたか?

TAKE ちゃんと拝見したことがなかったので、今回、曲をやらせていただくことになって全部観たんですが、面白いですね。長い期間、やっている物語なだけに、初期は作品の中ででてくる携帯電話がガラケーだったのに、今や最新機種のスマホで。

豊永 最初はチャットもPCでやっていたのが、今やスマホのアプリも使いますしね。

GOT’S ツールも進化していますよね。あとはカラーギャング!怖かったよね、当時も。

TAKE 懐かしさもあるね。池袋はやっぱり、俺たちが子供の頃からちょっと怖い雰囲気のある街でもあったし、「池袋ウェストゲートパーク」とかもあったし。ヤンキーからチーマーへ移行していくような時期でもあったよね。その『デュラララ!!』なんですけど、話自体も面白いですよね。個人的にはシズちゃん(平和島静雄)が好きです。(折原)臨也先輩は怖い。とにかく怖い!

豊永 ちょっと話しただけですべての情報をスッパ抜かれますから!

GOT’S 怖い!(笑)。

TAKE 演じられてる帝人くんですが、非常に繊細なキャラクターなので、一回自分の中に入れてから集中しないとうまく表現できないと言っていらっしゃるのを聞いたんですね。たしかに繊細な青年で、表現も大変そうだなぁって思うんです。別に俺が演じるわけではないんですが。

GOT’S 物語の先の展開は聞いてるんですか?

豊永 先々の話はある程度は聞いてるんですが、僕らもその場で台本を読みながら楽しみたい部分もあって。そこは楽しみにしてるところでもあるんです。

TAKE 直前まで先の展開を聞かない感じなんですか?

豊永 はい、僕は聞かないですね。その場の台本で彼に出会って、どう考えているんだろう、どう感じているんだろうって作っていくんです。先を示唆するセリフやシーンがあると、さすがにこれはどういう気持ちなんだろうかっていうのはあって、それに関してはその都度監督に聞くようにはしているんですけど。

TAKE 帝人くんは知ってるけど、周囲は知らない、みたいなものですよね?

豊永 そうですね。だからそれは監督に聞くようにはしていました。ただそれを聞きだすと全部ネタバレになっちゃうこともあるんですけど。でもわからないときは聞きましたね、監督に。そうしないと最後の方が作れないかもな、とも思っていたので。

TAKE そんな『デュラララ!!×2 結』のOPテーマをやらせていただけるのはうれしいですね。これまでの主題歌も色濃ければ、登場するキャラクターも非常に色濃いメンバーが揃っていて。その濃さに負けないような個性を出していけるように意識して作らせてもらいました。

豊永 本当にカッコいい1曲で、僕らもアガりますね。

TAKE これまでの燦然と輝くオープニングの曲たちも聴きましたし。そのうえで自分たちができる、自分たちと『デュラララ!!』だからこその曲をめざして作りましたね。もう放送した日はエゴサーチですよ。ファンの皆さんの反応が気になりましたから。でも今回はtoku(GARNiDELiA)さんとのコラボで、より世界観に寄り添えたんじゃないかと思います。

豊永 これまでのFLOWさんにない感じがあるなと感じましたし、『デュラララ!!』でも新鮮ですし。

TAKE 音楽との密接度もある作品ですよね。音楽との距離の近い作品で、音楽と親密感があるという面でも定評のある作品ですよね。

豊永 そうですね。劇伴にしてもそうですし。

TAKE なので、大変でした、作るのも。そういう音楽に近い作品というイメージも強かったので、プレッシャーでしたね。

豊永 2コーラス目でテンポが変わるじゃないですか。あそこがすごくいいですよね、あの曲は。鳥肌が立ちました。

TAKE ありがとうございます。あれは変態ですよね(笑)。

豊永 僕も変態だ!って思いました(笑)。

TAKE そこがまさにtokuさんがつけてくれた変化なんですよ。「2Aで変化をつけたいんですよね」ってイメージを伝えさせてもらったら、急に三拍子になっていて。「むちゃくちゃだなー!」って、聴いたときは笑っちゃいました。でも落ち着いて考えていたら「アリだな」と。

豊永 あの部分に『デュラララ!!』の歪みが見えた感じがして、好きなんです。

TAKE 先が見えない展開の感じも出ましたよね。現実から急に非現実になる感じだったり、その行き来の感じを曲の展開で出せたらいいんじゃないかと思っていましたから。

豊永 あそこはそれこそ、「曲で『デュラララ!!』を表現してくれてる!」と思ったところでした。なるほどね!と。

TAKE さすが、作詞作曲をされる方の意見!そういうところに注目していただけてうれしいです!

豊永 いえいえ、そんな。「なるほど」と。「こういう表現もあるんだな」と思いました。

TAKE より物語の世界観を表現するものになりましたよね。

豊永 一気に、聴く側の集中力をグッと高めてもらいましたね。……あの、質問してもいいですか?

TAKE どうぞ、どうぞ。

豊永 TAKEさんが曲を書くときというのは、どんなスタイルなんですか?たとえば詞先なのか、曲先なのか、とか。

TAKE うちは完全に曲先です。それで兄弟(KOHSHI)が歌詞を書くので、浅川家の合作です。曲としては70%~80%くらい出来たデモを作っちゃうんですね。サウンドとかも全部自分で打ち込んで。

豊永 へぇ~~~(感心)。

TAKE それでその音面から、KOHSHIが詞を書く、という作業ですね。

豊永 へぇ。そうなんですね。僕、学生時代に打ち込みをやっていたんですけど、もう今は全然やっていなくて。アレンジまで自分で作れるようになると強いなぁ、と思ってはいるんですけど。

TAKE もちろんギターを弾きながらメロデイをつける、という手法から自分もスタートはしていますし、今もやっていますけど、作り方が変わると曲も変りますよ。

豊永 へぇ~~(唸る)。

TAKE 今まで作ったことのないような曲も出来たりするし、リズムから打ち込んで曲が出てきたりもするし、気に入ったフレーズをループさせてそこにいろいろと乗せみたり。そういったいろいろな手法で作れるので、メロディだけで作っていたものとは違ったものが作れます。

豊永 はぁ~~~(唸る)。

TAKE 結構、幅が出るのに役立つと思いますよ。

豊永 たしかに。どんなソフトを使ってるんですか?

(ここからソフトや機材のコアな話になっていくふたり)

TAKE そんなわけで。これを機に、トッシーさんも宅録デビュー!

豊永 やっちゃうかー。

GOT’S メタルっぽさが出るかな、これで。

豊永 うわー。出ないでしょうねー(笑)。

TAKE 面白いと思いますよ?マルチでいろいろとできる方だから、ハマると思いますよ?

豊永 ハマる気はします。今年はついにデモまで作っちゃうか。作家的な仕事も増えたりして……。そうなると家が仕事場になっちゃって、休まらなくなる気がするなぁ……。

TAKE 家が仕事場になっちゃいますよね。メリハリが効かなくなります(断言)。

豊永 ご自分が休まれる時間ってどうされてるんですか?

TAKE それはもう、世の中が寝静まった時間に、真夜中にハードディスクに貯めたアニメやドラマを観ながら飲む。それは休まる時間ですよね。アニソン聴きながら「いい曲だなー」って泣いたりしますから(笑)。

豊永 なんかちょっとだけ安心しました。僕とやっていること変わらないんだなぁって(笑)。

TAKE トッシーさんの息抜きというと、なんですか?

豊永 僕はお酒は飲まないんですが、ゲームが好きなので、ゲームをやってます。あとはみんなが飲んでる場に行くのは好きなので、そういう集まりに出かけるのも息抜きになっていますね。だからそこに機材をいじるのも入ってきちゃいそうです(笑)。

TAKE これでトッシーさんが作る音楽が急にエレクトロサウンドになったりして(笑)。

豊永 そうなったときにはこの対談がきっかけだったんだ、と皆さんに思っていただければ(笑)。でも元々、好きなんですよ、そういう作業って。僕の学生時代にPCが普及しはじめて、MIDIをちょっといじっていたので。

TAKE だったら使い慣れてるし、すぐですよ。絶対にハマりますよ。そこから機材地獄になっていきますから。

豊永 そうなりますよねぇ……。でもお話を聞いていて、かなり心は動いてきてます。

TAKE そう言ってもらえるとうれしいです。今後の豊永さんの目標というと何でしょう?

豊永 インディーズの頃、毎月ライブハウスでライブ活動を続けていたんですね、メジャー・デビューしてからも去年ライブをやらせていただいて、今後もライブはしたいと思っています。将来的にはショウの要素を盛り込んだコンサートをやりたいですね。

GOT’S ライブはお好きですか?

豊永 ライブ、好きですね。毎月ライブをしていたのも、毎月コンスタントにライブをしているアーティストさんの気持ちが知りたくて始めたんです。ちょっとドM発言ですけど(笑)。

GOT’S でもほかに仕事もしながらですよね。

豊永 そうですね。声優をしながら。しかも毎月、ライブの度に新曲も出すという形でやっていたんですけど。そこでお客さんとの距離感も感じ取って、ライブって楽しいなってことをすごく感じたので、ライブはやりたいですし、さっきも言ったようにコンサート好きなので、ショウの要素も含めたひとつのエンターテイメントとしてのコンサートもやりたいですね。

GOT’S たとえばどんなことをしてみたいんですか?

豊永 前回のワンマンで言うと、僕、サイレント映画が好きなので、サイレント映画風の曲間VTRを作ったんですよね。

TAKE ……サイレント映画って……声の仕事されてる方ですよね!? (爆笑)。

豊永 そうなんですけど(笑)。もう完全に昔のオールドフィルムな感じで、映像を出してから、文字だけを黒塗りに白抜きで出して、みたいな感じでコメディをやって。まさにTAKEさんがおっしゃる通りに、声を使わない、というフィルムを作ってみたんです。思いつくと、どうしても面白いことやってみたくなるんですよ。

TAKE コメディもイケちゃうんですか!?いやぁ、本当にマルチですね。それでも表現できちゃうなんて。演技もできるわけですし、今後のご活躍も楽しみです。

豊永 僕もぜひFLOWさんのライブを観に行きたいです。

TAKE お忙しいと思いますが、ぜひ遊びに来てください!

豊永 男子限定ライブもあるんですよね?

GOT’S ツアー初日(2月14日@HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3 -男風呂-)ですね。

TAKE 非常に男くさいですよ。去年の年末、福山雅治さんの男性限定ライブも観に行ってきたんですけどね。独特の匂いですよ。

GOT’S 会場に入った瞬間から部室の匂い(笑)。

豊永 僕もライブに来てくださる男性の方が増えたんです。前回のワンマンでも3割くらいいた感じで。だから僕もいつか男性限定ライブで、男同士のくだらない話なんかもしながら進めるライブをしたいんですよね。

TAKE 下ネタ言い放題ですよ(笑)。

豊永 それなら、歌は2曲くらいでいい!

(一同大爆笑)

TAKE 楽しみですね。今後が。まずは機材の購入から。

豊永 どうなるでしょうね(笑)。でも充実した2016年になりそうです。

GOT’S 今後の豊永さんの活動も楽しみにしてます!


●リリース情報
TVアニメ『デュラララ!!×2 結』OPテーマ
「Steppin’ out」
発売中

【期間限定盤(CD+DVD+W購入者スペシャルプレゼント応募券)】※アニメ盤
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品番:KSCL-2680~81 価格:¥1,500+税

<CD>
1. Steppin’ out
2. 蒼き惑星
3. 虹の空-Beautiful Sky mix-
4. Steppin’ out -TV Size-
5. Steppin’ out -Instrumental-

<DVD>
TVアニメーション『デュラララ!!×2』特別映像FLOW Ver.

※アニメ「デュラララ!!×2 結」描きおろしスペシャルデジパック仕様

【初回盤(CD+DVD+W購入者スペシャルプレゼント応募券)】
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品番:KSCL-2677~78 価格:¥1,500+税

【通常盤(CD+W購入者スペシャルプレゼント応募券)】
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品番:KSCL-2679 価格:¥1,200+税

<CD>
1. Steppin’ out
2. 蒼き惑星
3. 虹の空-Beautiful Sky mix-
4. Steppin’ out -Instrumental-

<DVD>
・「Steppin’ out」Music Video
・「Steppin’ out」Music Video メイキング集

 

ニューアルバム
『#10』
発売中

【初回生産限定盤(CD+DVD)】
int-1602192100-1

品番:KSCL-2682~83 価格:¥3,241+税

【通常盤(CD)】
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品番:KSCL-2684 価格:¥2,778+税

<CD>
1. 虹の空 -Album Ver-  (テレビ東京系アニメ「NARUTO- ナルト- 疾風伝」エンディングテーマ)
2. Oblivion feat.HISASHI(GLAY)
3. DARK SHADOW feat. TeddyLoid
4. Steppin’ out (テレビアニメ「デュラララ!!×2 結」オープニングテーマ)
5. 光追いかけて -Crystal Lake mix –
6. 魑魅魍魎feat. 疾風
7. DECATHLON feat. AFRA
8. JOY TO THE WORLD feat. キバオブアキバ
9. World Symphony (NHK WORLD「J-MELO」エンディングテーマ)
10. Good Days ~君を忘れない~

<DVD>
・「虹の空」Music Video
・「Steppin’ out」 Music Video (Album Ver.)
・「FLOW WORLD TOUR 2015 極 -kiwami-」ドキュメンタリー

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