<アンサーソング>を届ける 分島花音ニューシングル「君はソレイユ」インタビュー!

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チェリスト・シンガーソングライター・イラストレーターと多彩な才覚を持つ歌手・分島花音のニューシングル「君はソレイユ」はOVA『ストライク・ザ・ブラッド ヴァリキュリアの王国篇』のEDテーマ。新たなアレンジャーを迎えての新曲と、ライブで人気曲をリアレンジしたカップリングという両側面を持ったシングルの内容、そしてさらに活発化するライブへの取り組みについても語ってもらった。

今回の音源はちょっとよそ行きという感じです(笑)

――「君はソレイユ」の作詞・作曲についてはどのように取り組まれましたか?

分島花音 「明るく軽やかな感じ」というリクエストをいただきました。『ストライク・ザ・ブラッド』のTVシリーズのエンディング主題歌だった「signal」がゆったりとして壮大な感じだったので、アコースティック・ギターを入れてさわやかな感じにして、対比的に軽やかな感じで、歌詞の方でもアンサーソングになるような形にしていきました。「signal」の歌詞を読んだ人はシンクロしてより深く楽しめるような内容です。「signal」は決意とか決心をメインに歌っているのですが、今回の歌詞はそれに寄り添うような形で書けたらいいなと思って。「君はソレイユ」の歌詞の中で「あなた」にあたるのは「signal」のメインキャラクターで、そういう投げかけるようなニュアンスを出しています。

――「君はソレイユ」というタイトルはどんな意味でしょうか?

分島 「ソレイユ」は太陽という意味です。ヴァンパイアというと本来は暗いところにいるとか寒そうなイメージがあるのですが、この作品は明るくて爽やかなイメージですし、主人公の古城くんはいろんな人に愛されて明るく温かいイメージがあるので、それとリンクさせたタイトルにしました。

――歌詞の最初にある「シンフォニーブルー」という言葉もそれにピッタリですね。

分島 「シンフォニーブルー」というのは実際にある色で、深い鮮やかな青なんです。今回のOVAは常夏が舞台になっていて、作品自体のテーマ・カラーがブルーということもありそれを楽曲でも感じ取ってもらえたらと思って、歌詞の最初に持ってきました。

――この色遣いはミュージックビデオのビジュアルにも使われていますね。

分島 MVの監督にメインカラーがブルーということを相談したら、ブルーと白で統一した世界観の中でいろんな人達がそれぞれのストーリーがあるようにしようと提案していただいたので、青と白を着た大勢の人に登場していただいています。

――楽曲作りのポイントは?

分島 前作の「RIGHT LIGHT RISE」(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』EDテーマ)のときは敢えて封印していたストリングスを全面に入れたいなと思って。ゆったりになりすぎないようにチェロを跳ねるように弾いたりしています。サビも含めて全面に入っているのですが、間奏で表に出たりとか、ギターとユニゾンしているところがあったりとか、重くならないような感じにしています。編曲していただいた古川貴浩さんは、今回初めてお願いしたのですが、軽やかななかにもボリュームがあるような感じで、すごく華やかなサビにしてくださったりしていたので、音の寂しさや物足りなさを感じさせない、満たされたオケになったと思います。

――ボーカルワークはいかがでしたか?

分島 ボーカルのほうもニュアンスを重視して歌っているので、古川さんにディレクションをお願いして相談しながら歌っていった感じなんですけど、すごくニュアンスを大事にされている方で、「もうちょっと感情が見えるように」といったアドバイスをいただきながら作っていった感じですね。

――カップリングの「プリンセスチャールストン」はライブでよく歌われている楽曲でセカンド・アルバム(『少女仕掛けのリブレット ~LOLITAWORK LIBRETTO~』)にも収録されていますが、今回のシングルに収録しようと思ったのは?

分島 これは元々学生の頃に作った曲で、ライブで何度か披露しているうちにバンドメンバーのパフォーマンスとかサウンドが出来上がってきたので、改めて録りたいなと思って収録しました。各メンバーのソロも入っていてわちゃわちゃ音を楽しんでいる感じが、毎回ライブでやっていてすごく良くて、そういう雰囲気がちょっとでも伝わったらいいなと思います。毎回ライブでこんな感じでやっていて。いつもはもっと爆発している感じなので、今回の音源はちょっとよそ行きという感じです(笑)。

――sugarbeansさんのアレンジも今回の音源ならではの形でしょうか?

分島 はい。ライブでは毎回バンマスとして付いてくださっていて、sugarさんご自身にも多くのファンがついていて、彼のパフォーマンスを楽しんでくれているので、リメイクするのであればぜひアレンジもお願いしたいなと思って担当していただきました。今回は生楽器だけで成立させていて、バンドも一発録りみたいにしているので、すごくライブ感が出ています。コーラスではメンバーだけでなくスタッフのかたにも歌っていただいていますので、この音源を聴いてライブでも一緒に歌っていただけたらうれしいです。

――歌のモチーフは何でしたか?

分島 以前にガムのCMがありまして、童話のプリンセスたちが「太っちゃった」とか愚痴を言っていて、そういうときに小腹を満たすためのガム、という内容だったんですけど、それを見て、童話でハッピーエンドになったお姫様たちも愚痴を言いたいときもあるっていうのが面白いなと思って。それで、世の中の女の子たちにもエールになるような歌を作りたいなと思ったのがきっかけでした。楽曲自体はチャールストンという踊りの音楽で、カントリーみたいなニュアンスで、明るくて楽しい楽曲なので、すごく楽しい気分になります。10代終わりぐらいに書いたので、歌詞自体がすごく若いんですね。まさかアラサーで歌い直すとは思わなかったです(笑)。

――年明けには「リスアニ!LIVE 2016」や「ANIMAX MUSIX 2016 OSAKA」といったフェスに出演され、さらに5月からはソロライブツアー「Unbalance by Me」も予定されています。

分島 前回『ツキナミ』というアルバムでは、作品に沿った主題歌として考えて作る<脳の音楽>と、衝動に任せて作る<心臓の音楽>という両立するものをひとつのパッケージとして作ったのですが、どちらも自分にとっては片方に絞れないものなんです。それは私が絵を描くことと音楽を両立することにしてもそうで、一見、両立が難しいようなことでも両方に足を突っ込んでいるからこそ成り立ったり、表現に繋がったりすることもあって、どちらにも助けられているんです。抱えすぎてバランスを崩してしまいそうだけど、「アンバランス」のなかで自分のバランスを保っています。その意味でお客さんも巻き込んでこの「アンバランス」を楽しんでいただけたらなと思います。

――チェロボーカリストとしても稀有な存在なのに、さらに絵と音楽で表現したいものがクロスオーバーしていくことでどんどんオリジナルな存在になっていきますね。

分島 興味を持つものがすごく多くて、どんどんやりたいことが増えてきて(笑)。お客さんの側も、アニメソングから入ってくれる方、シンガーソングライターの方から入ってくれる方、絵から興味を持ってくださる方、いろんな方がいて下さっていいと思うんです。私自身もひとつに専念してストイックにというよりも、もっといろんなことができたらなと思っています。

――これから挑戦したいものはありますか?

分島 ずっとチェロだけだったので弾ける楽器を増やしたいなとは思いますね。チェロはメロディ楽器ですから歌いながら弾く楽曲は限られているので、扱える楽器が増えるとさらにライブの幅が広がるかなと思います。マトリョミンとかテルミンとかはライブで使ったりしているんですけど、もっと和音でメンバーとして参加できればなと思います。歌を含めた音楽を作って届けていきたいので、その意味での視野が広がればなと思っています。

Interveiw&Text By 日詰明嘉


●リリース情報
『ストライク・ザ・ブラッド OVA』EDテーマ
「君はソレイユ」
11月25日発売

【初回限定盤(CD+DVD)】
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品番:1000584281
価格:¥1,800+税

【通常盤(CD)】
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品番:1000584282
価格:¥1,200+税

<CD>
1.君はソレイユ
 作詞・作曲:分島花音 編曲:古川貴浩
2.プリンセスチャールストン
3.君はソレイユ (instrumental)
4.プリンセスチャールストン (instrumental)

<DVD>
「君はソレイユ」Music Video

<メーカー特典>
B2告知ポスター
対象法人:アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、ソフマップ、TSUTAYA、HMV、タワーレコード
対象商品:11月25日発売「君はソレイユ」<初回限定盤>

<「ストライク・ザ・ブラッドOVA」オープニング・エンディング連動購入特典>
アニメ描き下ろしB2ポスター

対象法人:アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、ソフマップ、TSUTAYA、HMV、タワーレコード 対象商品(同時購入対象):
11月25日発売 井口裕香「リトルチャームファング」【通常盤】
11月25日発売 分島花音「君はソレイユ」【通常盤】

●ライブ情報
分島花音 LIVE TOUR 2016『Unbalance by Me 』
2016年5月7日(土)【埼玉】HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2016年5月8日(日)【仙台】MACANA
2016年5月27日(金)【京都】KYOTO MUSE
2016年5月29日(日)【福岡】DRUM SON
2016年5月31日(火)【名古屋】 ell.FITS ALL
2016年6月18日(土)【大阪】BIG CAT
2016年6月26日(日)【東京】ZEPP DiverCity

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