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INTERVIEW

2015.01.07

ライブを経て、すでにあらたな“進化”は始まっていた。i☆Ris、2周年ライブを振り返るロング・インタビュー!


2周年で、6人で見せた“声優としてのi☆Ris”の成長

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――そして、そのあとのアフレココーナーは、今度は皆さんの声優としての一面ということで外せないポイントだと思うんですが、ドラマCDも含めて演じてみてどう感じましたか?

芹澤
 私は葉山 泉ちゃんっていうキャラをやらせていただきました。今までも結構元気なキャラをやったことはあったんですが、ああいうすごくストレートに明るい、素直で純粋な女の子っていうのは今までとまたちょっと違いましたね。すごく素直に演じられて、楽しかったです。
若井 私は花岡みずほちゃんっていう子だったんですけど、おとなしいキャラを演じることが多かった私にとって、あまりなかった元気な子で。それが自分に合っていたので、割と素を出せた部分もたくさんあったんです。みずほちゃんはツッコミキャラなので、みんなにすごくツッコんでたりモノローグでいろいろ言ってたり、いろんな顔を出せる子だったので、すごく演じていて楽しかったです。
久保田 私がやった小空さとこちゃんは、宇宙と交信するための呪文みたいなのをよく言っていて。そういうのってやっぱり、台本に書いてない部分でも入れたいじゃないですか!でも、実はライブでのアフレコだと、そもそも台本自体に呪文が書いてなくて。だから「ドラマCDであんなに推したのに、ないんかい!(笑)」って思って、アドリブで入れるのに燃えてましたね。楽しかったです。
茜屋 私は一之瀬成美ちゃんっていう、すごく性格の悪い女の子をやらせていただきました。私はこういう役は本当に初めてだったんですが、こういう子って自分の中でぼそっと言ったり、人との話し方とかもすごく気を使っている子で。なので、あまり性格がキツすぎず「ちょっとかわいらしさも残るように」っていう点に気をつけていました。今回、成美ちゃんをやれたことで役の幅も広がったし、「成美ちゃんとしてアドリブを入れられた」っていうのが、自分の中で大きな力になったなって思います。
澁谷 私がやったのは近藤真紀ちゃんっていうイケメンな女の子なんですけど、声を作って演じることが多かった今までの役に対して、自分の素の声でできた子なんです。そういう、本当に私がやりたいドンピシャの役をいただけたので「チャンスだ!」と思って……まぁ、途中いろいろぶっ込んだりとかしましたけど(笑)。でもお客さんがアドリブで笑ったりしても、自分は絶対流されないぞ!っていうのは決めていたので、そこはたぶん大丈夫だったかな?……って思いながら「おはもーにん!」とか言ってましたね(笑)。
山北 私がやった本田可憐ちゃんは、ドジだけどドジを指摘されるとすごくカーッとなったりするところとかが自分に近い子で。しかも結構口数が多いキャラで、自分ひとりで喋るシーンがすごく多かったんです。そこは普通だったら「どうやろうかな?」って悩むところなんですけど、ほかのキャストがi☆Risだったので自然にお芝居できましたし、ドラマCDの現場もすごく楽しくて。たぶんこの6人だからこそ、台本に上乗せして面白くできたところもあると思います。

――先ほどからお話も出てきていますが、生アフレコでもすごいアドリブの応酬でしたね。

芹澤
 実は最初のところからアドリブだらけだったんですよ!
久保田 最初に私がぶっ込んじゃって、ひみちゃん(茜屋)を困らせちゃって。本当はうなずかなきゃいけないところで聞こえないふりしてたり。「やっちゃった(笑)」って思ったんですけど、そのあとみんな順々に出てきてアドリブを入れてくれて「よかったー」と思いましたね。
芹澤 去年よりもたくさんアフレコとかの経験を積んできたからなのか、アドリブがあっても最後まで作品としてちゃんと成り立っていたので、そこに自分たちでも成長を感じられてうれしかったです。

――いやー、序盤からとは意外でした。

若井
 ほぼ違いましたね、セリフ。
澁谷 2割ぐらいしか合ってなかったよね。
久保田 話の流れは合わせながら、言い回しはガンガン変えちゃってました。
山北 でもうれしかった。
若井 ね、なんかうれしかったよね。「できた!」みたいな。

――観ていて、皆さんで舞台をやられても面白いかな、と思いました。

一同
 いいと思います!
若井 のちのちやりたいです。
久保田 ライブが終わったあととかにできたら楽しいですね。


新曲もあり、大盛り上がりのクライマックスへ

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――さて、ライブのラストにかけて、ニュー・シングル収録の2曲が出てきます。CDの収録順にお聞きしたいんですが、まず「ココロノヲト」がすごくかっこよくて。

一同
 ありがとうございます!

――皆さんの腕の可動域もほかの曲と全然違っていて、すごかったです。

茜屋
 初披露のときにファンの方々がすっごく高まってくれて。そのあとの握手会でも「『ココロノヲト』がすごく好きです!」って言ってくださる方が思ったよりもたくさんいたんですよ。私はかっこいいダンスが好きなんですけど、「ひみちゃん、今回めちゃくちゃ合ってるね」って言われて、この曲のときはすごく自信を持ってパフォーマンスできましたね。

――肩甲骨から腕が回っていましたよ。

茜屋
 やったぁ!ありがとうございます。
芹澤 いちばん激しいし、動くしね。
茜屋 運動量ハンパないですね(笑)。
久保田 でもこの曲があるからこそ、i☆Risのセットリストがきゅっと締まる感じはしますね。曲のテンポも早くてダンスもすごく激しいので、かわいい曲や王道な曲がある中にこういう曲がポンって入ると、締まる感じが。
澁谷 ファンの人たちも、頭振ってましたもん。
久保田 振ってほしいと思ってたよね。曲名言った瞬間に「そんなに振って大丈夫?」みたいに頭振ってくれて。
澁谷 そういう反応が見られてすごくうれしかったです。

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――そして「Special Kiss」は一転すごくかわいらしい振付で。

山北
 指差しとか、投げキッスとか、ハートとか。レス曲ですからね。
芹澤 歌い分けもソロが多くなっているのでそれぞれの声を聴きたい方にはおすすめだし、セリフっぽく言える歌詞もすごく多いので、声優らしさを楽しめる曲だなとも思います。
久保田 間奏で一人ひとりがセリフを言う部分があるんですけど、決めておこうって言ってたのに結局決めなかったよね。
山北 それもアドリブでやっちゃいました(笑)。そのときにライブで感じているものを素直に言おう、ということで。
澁谷 サビの最後とかで指さしすると、指された人が「ありがとう!」みたいな顔でめっちゃうれしそうにしてるんです。なのでこっちも「指してよかった!」って思うし。で、その周りの人がめっちゃ羨ましがってる光景もちょっと楽しくて。それで「じゃあ次、誰指そうかな?」って考えたり。
久保田 自分がお客さんとして観てたら本当にうれしい曲だろうな、って思いますね。自分自身がターゲットとしてロックオンされたら……って思うと。

――そして本編ラスト3曲も、またすごい曲たちでした。

山北
 この3曲は、特に思い出深い曲たちで。
芹澤 この順番になったのって本番の直前なんです。最後の最後に「やっぱりここにしたい」ってなって。それぞれすごく思い入れが強くて、ファンの方々も私たちも好きな曲だからこそ、最後に持ってきたかったんです。

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――最後の「Color」なんてファンの方は絶対「そうそう!」って唸るだろうな、と。

若井
 「Color」はすごく大事な曲なので、これだけは毎回どこに置くかは絶対に大事に最後まで取っておいて決めていて。今回も「やっぱり最後だな」ってなりました。
山北 3月のライブのときも最後だったので「かぶっちゃうんじゃ?」っていう話もあったんですけど、逆に「2周年だからこその『Color』を観せたい」って思って、自信を持って置きました。
茜屋 私たちが初めていただいた曲が「Color」なんですけど、この曲を歌っているときに、そのデモ音源を聴いたときの「曲をもらえた!」っていうすごくうれしかった気持ちが蘇ってきて、なんだか泣きそうになりましたね。
久保田 この3曲だけでもそれぞれ違う雰囲気の曲なので、ここだけでもi☆Risが1年間頑張ってきたことを感じてもらえるんじゃないかな?って思います。

――そしてアンコール、オーラスの「Make it!」では、茜屋さんのテンションがハンパなかった記憶があります。

茜屋
 いやー、めっちゃ気合い入りました。落ちサビからラスサビに行くときに銀テープが出るのがわかってたんですけど、あの場のテンションで「ゆーめだから、カモーン!」ってめっちゃ叫んで(笑)。
一同 そうなの!?
久保田 たぶん、ひみ以外の5人銀テープのことしか考えてないから、聞いてないと思うよ?(笑)
茜屋 銀テープ来るのわかってて、テンションも最高潮だったんで、「もう言っちゃえ!」って思って「カモーン!」って言って、パーン!ってテープ出て、めっちゃ気持ちよかった(笑)。
芹澤 ひみの「カモーン!」に反応した感じに(笑)。
山北 でもめっちゃ気持ちわかる(笑)。

――そしてラスト1分、皆さんもそれで完全に出しきった感が。

芹澤
 やっぱり「『Make it!』は違うな」って思いますね。私たちが変わった曲が、この曲ですから。
久保田 i☆Risを知るきっかけになった曲だという方も多いと思うので、きっと皆さんも、もちろんi☆Ris自体もすごく思い入れが深い曲だな、って思います。

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