シングル「三つ葉の結びめ」をリリースしたやなぎなぎへの、2014年初のスペシャル・インタビュー!

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昨年11月のリリースから3ヶ月という早さでニュー・シングル「三つ葉の結びめ」をリリースしたやなぎなぎ。前作「アクアテラリウム」から引き続き『凪のあすから』のEDテーマとなるこの楽曲は、「アクアテラリウム」で見せた彼女の新たな世界観をさらに広げた作品となった。現在1stアルバム『エウアル』のアンコールツアーも進行中のやなぎなぎに、楽曲制作とライブの両面から、2014年の活動ついてその胸中を聞いた。

――2014年の初作品となるシングル「三つ葉の結びめ」が2月19日に発売になりますが、前作「アクアテラリウム」から引き続いて、同じアニメ作品のEDテーマを担当するというのは初めての経験ですか?

やなぎなぎ 2回目です。

――そのあたりってソングライティングに影響したりしましたか?

やなぎなぎ やっぱり前回の「アクアテラリウム」があったっていうのは大きいです。前回はかなりしっとりした楽曲で、歌詞も隔離された世界にいるイメージがあったので、今回はそこからまた外側に出ていって、楽曲自体も明るく希望が持てるものにしようっていう意識がありました。

――たしかに歌詞の端々から、「アクアテラリウム」の水槽的な閉塞感から解放されるイメージを感じますね。

やなぎなぎ 曲調的にはサビからの展開で一気に視界がひらけるイメージになっています。

――作曲の出羽良彰さんは『凪のあすから』の劇伴も手がけていますが、今回ごいっしょに制作をした感想はいかがでしたか?

やなぎなぎ 以前からamazarashiでよく出羽さんの音を聴いていたので、劇伴で『凪のあすから』の世界もよく理解しているし、ぜひいっしょにやってほしいとお願いしたんです。制作では私のほうからイントロの入り方とか、サビのメロディを変えてもらったりとか、いろいろとリクエストをしたんですが、すごく柔軟に対応していただきました。

――なぎさんの中にはそれだけ具体的な曲のビジョンがあったということですね。

やなぎなぎ そうですね。「アクアテラリウム」を踏まえて、次はこういうものにしたいというイメージが明確にありました。

――聴かせていただいて、サウンドや歌声から、そのイメージというか気持ちの強さが感じられるなと思いました。特になぎさんのボーカルがエモーショナルな方向に振られてるという印象があったんですけが、ご自身で歌ってみていかがでした?

やなぎなぎ 自分の中で明確に決まってたこともあって、メロディーも「ここをもうすこし伸ばしてください」とか、「こうしたら気持ちよく聴こえるだろうな」というのを出羽さんに細かかくお伝えして作っていただきました。そのおかげで自分の中で気持ちよくはまった感じで、歌いやすい曲になりました。

――サウンドはもちろんですが、なぎさんのボーカルとコーラスの配置なども「これは極まってるな」と感じました。曲としてはゆったりとしつつも聴いていてビシビシくる感じが『凪のあすから』の世界観ともリンクしているな思いまして。

やなぎなぎ そうですね。静かにテンションが上がるというか。

――この曲はツアーではもうフルコーラスで歌っているとのことですが、お客さんの反応はどうですか?

やなぎやなぎ 皆さんまだフルコーラスは知らないはずなんですけど、ここでこうノればいいんだっていうのをもう掴んでくださってるみたいです。「ウオー!」ってなってもらってて(笑)。

――前回のライブでも「アクアテラリウム」がそんな立ち位置でしたね。

やなぎなぎ そうですね。

――あの時は映像もあって皆さん聴き惚れている感じでしたが、今回は逆にノリがいいと。

やなぎなぎ はい。手拍子を入れてくれるかたもいたりしてノリノリです。

――MVも見させていただいたんですが、映像もすごいことになっていますね。

やなぎなぎ もうずっと絵を描いてました。本当に真っ白い部屋に閉じこもって。当たり前ですけど、あれってやりなおしがきかないんですよ(笑)。

――あれは映像で実際になぎさんが描かれてるのを見るとドキっとします。撮影にはどれぐらい時間をかけたんですか?

やなぎなぎ 全部で3日かかりました。

――3日! 最近なかなかないですよね。

やなぎなぎ そうですね。最近それだけ時間をかけるのは珍しいと思います。絵の具の色チェンジとかもあったので、ちょっとずつ撮っていきました。手とか足とかめっちゃ汚しながら(笑)。

――やっぱり汚れますか(笑)。部屋に描くイラストの構想っていうのは以前から練っていたんですか?

やなぎなぎ このMVを作るって決まってから、いろんな人を象徴するモチーフを描こうと考えてました。愛用してる傘とか靴とかピアノとか、その人が日常で使ってるものが部屋に増えていく物語をイメージして描こうと。

――曲と合わさって、最後に風船が空に放たれるところまで、1本の映像作品としてストーリーを感じます。

やなぎなぎ 話のオチというか、「こういうことだったんだな」って最後にちゃんとわかるようにしたいとは思っていました。映像と音楽を合わせて聴いてもらいたいですね。

――圧倒されながら見させていただきました。「顔にペンキついたりしないかな」とか思いながら(笑)。

やなぎなぎ 髪にはちょっと付きましたね(笑)。

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