リスアニ!VOICE Kalafina

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アニメ音楽に関わる人達の「声」をお届けするリスアニ!TVによる撮りおろしインタビュー、それが“LisAni!VOICE”。「リスアニ!TV」にて放送されたその「声」をリスアニ!WEBで掲載します。

Kalafina「君の銀の庭」リリース時の「リスアニ!VOICE」を掲載!(「リスアニ!TV」2013年11月1日/8日放送分)

 ――最新シングル「君の銀の庭」ですが、この楽曲のテーマをどのように捉えられていますか?

Keiko 今回は『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』の主題歌になっているというのもあって、曲自体もすごくストーリーに沿った内容になっているんですね。主人公の少女たちの「自分の思い描く理想の世界」というものをイメージしました。

Wakana やっぱり作品を観たうえで感じる世界観を、この曲を聴いてさらに膨らませていただきたいですし、私たち自身もこの1曲が作品と重なることによって生まれる相乗効果を楽しみにしています。

Hikaru 想像するときってものすごくパワーが必要だと思っていて。そのパワーを感じられるような曲なんじゃないかな、って思っています。

――この曲を最初に聴いたときの印象はいかがでしたか?

Wakana すごくかわいいメロディに少し怖いような歌詞の部分があるので、ギャップを感じました。梶浦(由記)さんがおっしゃっていたのが、「少女ってすごく危うくて壊れやすくて、でもすごく刺々しい部分もある」と。そういう気持ちなので、ちょっと怖い部分もあるし、でもかわいらしくて愛すべき部分もある、すごく不思議な世界です。

Keiko 今回はアコーディオンの音色がポイントだなと思っているんです。アコーディオンの音色って、温かくてどこか懐かしい気持ちにもさせてくれますし、曲の中ですごく印象付けになる楽器なんですよね。その音色のリズムの刻み方が少女っぽいので、曲自体も若々しくてかわいらしいアレンジになっていると思います。

Hikaru 初めて聴いたときは、かわいくてキラキラした曲だな、と思ったんですよ。でも、歌詞を読んでいくと、グリム童話のような、かわいいだけじゃない心にざわざわする何かを残すような歌詞だと思いました。すごくかわいいパートが自分の担当だったので、「ここは絶対かわいく歌おう」と思いましたね。でもふたりが主に歌っている部分は、そういうざわざわする部分なのかな?とか、そういう想像を引き立てられる曲なんだな、って思いました。

――確かに、曲調と歌詞のギャップをすごく感じるところはあると思います。歌詞について、感じられたことをもう少しお伺いしたいのですが。

Wakana 最初から最後まで通して聴いてみると、「ひとつひとつの歌詞を取り上げるとこう思えるのに、実はこうなっていて」とか、いろんなことを考えられる歌詞で。さっきまで華やかで穏やかな世界だったのに、突然嵐が来たような世界もあって、それがひとくくりになって成立している。そんな世界観を「面白いな」って思いながら聴いていましたね。

Keiko 映画のストーリーとリンクしている部分が多々あり、すごく深い歌詞だなと思います。最初、自分が歌うところは、作品を観ていないのに(暁美)ほむらちゃんの絵が浮かんできたんですが、そういった歌詞の部分を歌うときは作品の力を感じましたし、そういった自分が感じた想いを、この曲には込めていきたいなと思いました。

Hikaru 途中と最後に「静かに寄り添って 何処にも行かないで」っていう部分があるんですけど、そこが自分の中ではすごく印象的だったんですね。とてつもなく儚く聴こえる歌詞なんですけど、そこをあえて踊りだしたくなるようなリズム感のある感じで歌ってほしい、って梶浦さんにも言っていただいたので、そういうギャップが大事なのかな、って。その明るさがあるからこそその逆が見えて、すごく絶妙なバランスを保っている場所なのかなと思って、自分の中でもすごく注目ポイントだなと思っています。

Wakana 私もそういった気持ちを基本にして歌っていました。それに流れるようなメロディなので、包みこむような子供らしさと大人らしさを混在させたかったんですよ。Hikaruが歌うところに上ハモで小鳥が鳴いているように意識して歌っているところがあるんですけど、そういった所にも注目して聴いてもらえたらうれしいですね。

――『まどか☆マギカ』という作品に出会って3年になります。改めてこの作品への想いをお聞かせいただければ。

Keiko 自分たちの「魔法少女」のイメージをまったく別のものにしてくれた作品ですね。それにあの作品と出会った事で「Magia」のような私たちの新たなイメージを確立させてくれた作品でもあります。

Hikaru 「Magia」という人間の底の部分を歌っているダークな1曲が、すごく自分の中で重たい部分があって。もちろん自分にも、きっと皆さんも生きてきたなかで当てはまる部分のある歌詞だったのもあって、すごく大切な1曲だったんですよ。アニメと一緒に聴くとそのメッセージ性をさらに強く感じることができて。やっぱり作品があってこその楽曲だったので、本当に作品に出会えたことに感謝していますね。

Wakana 劇場版のテーマ曲が決まった時も、すごくうれしかったです。私たちもこの作品が大好きなので、その作品にまた関わることができて本当にうれしいね、って3人で話をしていました。さらに言うと、「梶浦さんがどんな楽曲を作ってくださるんだろう?」って。新しい楽曲をいただくときって、プレゼントを開けるみたいにすごく楽しみなので。

――『まどか☆マギカ』の曲を歌って得た、いちばん大きなものはなんでしょう?

Hikaru  Kalafinaを知ってくださる皆さんがすごく増えたことですね。もちろんそれはどの作品でもあることなんですが、本当に『まどか☆マギカ』っていう作品が、世界を揺るがすような作品だったので、とてつもない反響をいただいています。本当に、出会いに尽きますね。作品との出会いが皆さんとの出会いという感じでした。

――では、さらにさかのぼって、結成当時を改めて振り返ってみるといかがでしょうか?

Keiko 今は作品が自分たちにとってどれほど大切かっていうのはすごく実感していますけど、当時は「作品が」とか「Kalafinaが」というところに、自分の中でスポットを置けなくて。「どうなっていくんだろう?」っていうクエスチョンマークの方が多かったんですよね。でも、それがたくさんあったことによって、今すごく広がれている気がします。

Wakana Kalafinaがどうなっていくっていうのは当時誰にもわからなかったので、デビュー曲の「oblivious」から全部1曲ずつ、ひとつひとつ体当たりで完結しているんですよ。それを歌うにあたって、3人でいかにコーラスワークを伝えるか、ライブで伝えていくかっていうのはものすごく考えたし練習をしたので、改めて思い返すと、やっぱり『空の境界』っていう作品にはすごく特別な想いを持っていますね。

――そこからスタートしてここまで活動を続けてきたKalafinaですが、今後何を目標にしていくんでしょう?

3人 「歌い続けること」です。

Wakana これはいつも言っていることなんですけれども、やっぱり私たちKalafinaが活動してきたなかで得たものは、ライブの楽しさと、それをみんなに届けられる幸せっていうことなんですよ。それは3人一緒の想いで歌っているので、目標はいつまでも「歌い続けること」ですね。

――では最後にお聞きします。皆さんにとって「アニメ音楽」とは何でしょうか?

Wakana 私にとってアニメ音楽とは、「癒やしと感動」です。大好きな作品の音楽を聴くとすごく癒されるし感動するし、何度もそのシーンを蘇らせることができるんです。アニメの世界じゃないところで聴いたときでも「あのシーンを思い出すな、今日帰って観よう」とか思えるし、それが自分にとっての癒やしにもなって、いつも新しい感動をくれます。

Hikaru 私にとっては「時を止めてくれて、前に進む勇気をくれるもの」です。作品を思い出すことでその当時を思い出せるっていうのは、アニメの音楽ならではだと思っているので、ひとつが時を止めてくれるもの。そしてそういうアニメ作品の楽曲を、聴いても歌っても元気が出るし、「頑張ろう」って思えるような曲が多いなと思うんです。

Keiko 私にとってのアニメ音楽とは、「夢や希望をもう一度思い出させてくれるもの」です。それこそ自分たちの最新シングルじゃないですけど、少女のときの気持ちやそういうキラキラした想いが何か日常の生活にあるだけで、笑顔が増えるというか。アニメの作品も音楽も、やっぱりそういうメッセージ性が芯にあって、そういうことを思い出させてくれるので、こうやって自分たちが音楽に携われているこの環境は、自分にとってすごく幸せだな、と思っています。


【リリースインフォメーション】

 「君の銀の庭」Kalafina

Now On Sale
■初回生産限定盤A
SECL-1417~1418
「君の銀の庭」VC DVD付き
■初回生産限定盤B
SECL-1419~1420
「君の銀の庭」VC Blu-ray付き
■通常盤
SECL-1421
CDのみ
■期間生産限定盤  (アニメ盤)
SECL-1422
CDのみ
・アニメイラストデジパック仕様
・「プレシャスメモリーズ 魔法少女まどか☆マギカPRカード (Kalafina)」封入

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