REPORT
2026.04.26
ここで15分間の休憩タイム。休憩中には冨田明宏のMCで渡辺 翔のトークコーナーが行われた。「みんながいてくれたから(今回のフェスが)できたので、まずありがとうございます」と感謝の言葉を述べた渡辺 翔は、「20周年おめでとう」という観客の声に「こんなことが起こるんですね」と感慨深げな様子だった。
そして今回は参加できなかったClariS、そしてLiSAという渡辺 翔を語るうえで欠かすことができないアーティストからメッセージ映像が届いた。
ClariSのクララは「リリースから15年経っているのにこんなにもたくさんの方に愛されている楽曲なんだなと3人でひしひしと感じて嬉しくなりました」と、ClariSの代表曲である「コネクト」のセルフカバーについて言及。エリーは「私は『ケアレス』が大好きで、“間違いもお揃いだねって笑えたらいい”という歌詞が、翔さんの言葉選びが素敵だし、紡がれる音とマッチしていて最高の芸術だなと思っています」と好きな渡辺 翔楽曲について語った。そしてアンナは「『リンクス』は翔さんが紡いでくださったメロディに私たち3人の言葉を載せさせていただきました。想いのこもった楽曲を3人で大切に歌っていきたいと思います」と、ClariSが作詞、渡辺 翔が作曲を行った「リンクス」への想いを伝えた。
それに対して渡辺 翔は「こんなことがあっていいんですかね。(『ケアレス』の)僕が好きだったポイントが同じだったのが嬉しいですね」と感激していた。MCの富田明宏と渡辺 翔の出会いのきっかけも実はClariS。まさに渡辺 翔の音楽家人生が変わったのがClariSとの出会いだった。なお、「コネクト」が大ブレイクしてしばらくはまだ彼はゲームセンターでバイトしており暁美ほむらや鹿目まどかのフィギュアを並べていたというエピソードを披露すると、客席からは驚きの声があがっていた。
LiSAからのメッセージの要旨は「『oath sign』がダークな曲なので気難しい人なのかと思っていたら、すごく明るくて近づきやすい方でした。『clossing field』の時に同じ電車で帰ったことがあって、今回の『crossing field』は『oath sign』を経てよりかっこ良くなったと意気投合し、同じ気持ちで楽曲を作れたの嬉しかった思い出があります。これからも名曲を世界に届けてください。私にもお願いしまーす」というもの。これを聞いた渡辺 翔は「今、僕、走馬灯の途中なんですかね」と現実感がない様子だった……が、ここでなんと、サプライズでLiSAが花束を持って登場!
LiSAは登場するなり客席に向かって「夢で!」と叫ぶと「高く跳んだ!」と観客が歌うというやり取りがあって、さすがとしか言いようがない。メッセージ映像の後にまさかのご本人登場というサプライズに、冨田は「あのメッセージなんだったんだよ」と笑い、渡辺 翔は「言葉が出ない、マジで」と呆然。ドッキリ大成功である。
「電車のエピソードは僕も覚えてます。まだお互い何者でもない感じがあって、これからどうなるんだろうね、でもこの曲で変わりそうだよねというのがあったんですよね」(渡辺)
「そう。『clossing field』ができた時に私たち二人すごくワクワクしてて、2人で帰ってる時に『あのさ、本音言ってもいい? 『clossing filed』ってめちゃめちゃヤバくない?』って。翔くんが年上か年下かもわからないまま(笑)」(LiSA)
LiSAと渡辺 翔が世に知られていく時期がほぼ同じで、同志的な想いを持った関係であることが明らかになった貴重な時間だった。
興奮冷めやらぬなか、後半戦は声優・歌手の東山奈央からスタート。「雨、だね」のセリフで傘を差した東山奈央が披露したのは、TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』で“中川かのん starring 東山奈央”として歌唱した「想いは Rain Rain」。傘を差したキュートなパフォーマンス、そして“……ばか”の一言で会場が一気に沸き立つ。東山のTVアニメデビューで歌った曲であり、今日のフェスのセトリの中でも最古参の部類ともいえる曲だという。また、今回のバンドメンバーの黒須克彦、村田一弘(ds)は中川かのんのライブのメンバーでもあったとのことで、色々な意味で感慨深い1曲だった。
今回はセトリにBPMが書かれていたそうで、それによると次に歌った「ワゴン」は今回のフェスでも屈指のBPMだという。そして最後はTV『ニセコイ』のEDテーマで、桐崎千棘(東山奈央)・小野寺小咲(花澤香菜)・鶫誠士郎(小松未可子)・橘万里花(阿澄佳奈)による「想像ダイアリー」をソロで歌唱した。
渡辺 翔がメインコンポーザーを務める、綾瀬志希・月雲ねる・青柳透・広瀬みのりによる4人組ボーカルユニット・CYNHN(スウィーニー)。「今日はCYNHNのことを覚えて帰ってください!」という一言から、「水生」「ノミニー」の熱い歌とダンスパフォーマンスで“翔フェス”のオーディエンスの心を掴んだ。
MCでは「翔さんが作った曲が32曲。翔さんが一番曲を書いているアーティストとしてやらせてもらってます」「翔さん楽曲でしか得られない栄養素がここで摂れます!」「毎日“翔フェス”やってるからねーこっちは!」と渡辺 翔ファンに熱烈アピール。アニソン、声優ファンが多いと思われる観客だったが、この日のパフォーマンスによってかなりファンが増えたのではないだろうか。
「いいおくり」はリリック映像付きでエモーショナルに歌い上げた。そして渡辺 翔の大ヒット曲の1つ、LiSAの「oath sign」(TVアニメ『Fate/Zero』OPテーマ)を綾瀬志希がソロでカバー!とんでもないぶち上がりだったことは言うまでもない。