リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2020.05.27

halca、初のOPテーマ担当!TVアニメ『邪神ちゃんドロップキック’』OPテーマリリースインタビュー

ジャケット写真もMV撮影も、いつもより堂々としていた

――ご自身のMVのほうはどんなイメージでした? ここまでずっと言うのを我慢してきましたが、茶髪になっているじゃないですか! 最初におっしゃっていた“新しい自分を見せる工夫”の1つかなと思ったんですが。

halca  そうなんです。ついに許可がおりました! 嬉しいかったです。実はずっと、染めてみたいなと思っていて、「いつか染められたらいいね」って、マネージャーさんや美容師さん、友達と話していたんです。でも、せっかくデビューから黒髪のストレートを保ってきたから変えないほうがいいっていう気持ちもあったし、でも女の子としてのおしゃれを楽しみたいなっていう気持ちもあって。ずっと悩んでいたんです。自分の曲を聴いたときに、自分の見た目と歌声のギャップがあって。最初は、「ギャップがいいね」って言っていただいていたところもあったんですけど、自分としては、そのギャップをどんどん狭くしていきたいなという思いが強くなってきて。

――そのギャップというのはどんなものですか。

halca  私の曲は元気が出るようなポップでカラフルな曲が多いんです。もし、私の曲を聴いて気になった人が、halcaを検索してみたときに、「なんか、イメージと違ったな」ってがっかりされたら嫌だなと思って。私は結構形から入るタイプなんです。例えば、ジムに行くときにも、ジャージやスニーカーを買ってやる気をアップさせてから行くようなタイプなので、髪の毛の色をを変えたら、意識も変わるんじゃないかと思っていて。アルバムも出させていただいて、その次のシングルで、今までの自分と何か変化をつけたいなって思っていました。変えすぎず、でも、ちゃんと変わっているのがいいなと思って、思いついたのが、バレない程度に染めるっていうことだったんです。

――(笑)。MVでバレてますけどね。

halca  あはははは。ちょっと重い感じも気になっていたんです。髪の毛が長くて、前髪もあるので、黒い面積が多いじゃないですか。それを本当に少しだけでも明るくしたら、気分も軽くなるんじゃないかと思ってやってみたら、最初は自分で鏡も見れないくらい恥ずかしかったですね(笑)。でも、マネージャーさんが「髪の毛、明るいほうがいいかもね」って言ってくれて。それで、ほっとしたんです。最初、失敗したかなと思って不安だったんですけど、その言葉で、やって良かったんだって思えて。「今のほうがいいね」っていうスタッフさんたちの言葉のおかげで、ジャケット写真もMV撮影も、いつもより堂々としていたような気がします。どうですか、皆さん!

――判断はファンの皆さんにお任せするとして(笑)、眼帯をつけたゴスロリになってます。

halca  ついにやってしまいました! ゆりねちゃんをリスペクトさせていただきました。MVの監督さんが邪神ちゃんの1期を全部観た上で、絵コンテを作ってくださいました。MVの中には白halcaと黒halcaがいて。黒halcaはユリネちゃんみたいに黒魔術を研究している設定で、白halcaはツインテールで、ちょっとこじれた感じの女の子。撮影の前に監督さんからは、ニヒルな表情を練習しておいてくださいって言われました。恥ずかしいですけど、こっそり練習すしました。MVのいちばん最後に登場するので、そこは注目してほしいです。

――練習の成果はMVがフルで収録されている初回生産盤を買うしかないですね。ジャケットはどんなイメージでした?

halca  アートディレクターさんのアイデアで、ボクシンググローブとかいいんじゃないっていうアイデアをくださって。ジャケットの撮影でもボクシンググローブをしているんです。衣装はペールトーンのピンク色で。ボクシンググローブをしているので手は思い切りスポーティだけど、体はゆるふわなパジャマっぽい衣装でした。MVでも、ジャケットでも、邪神ちゃんとも通じるちぐはぐさが表現できていると嬉しいです。歌詞も曲もMVもジャケットも、スタッフみんなで同じ方向性を意識していたのが嬉しかったです。

特に特に特に、私もスタッフの皆さんもお気に入りの1枚

――では、カップリングについてもお伺いできますか。まず、ギターロック「Fuzzy Rain」はこれまでにない、切なくて大人っぽい雰囲気の歌い方になっています。

halca  曲自体、すごく難しかったです。しかも、アルバムをリリースしたあとのレコーディングだったので、成長した部分を見せないとって、ちょっと気を張っちゃってた部分もありつつ、歌い方をすごく研究しながら、正解を見つけていきました。女性らしいというか、艶やかといいますか。いつも声を出してるところではなく、鎖骨の辺りから出しているような声で、吐息の成分も多めで歌ってみました。

――この歌詞の“わたし”と“キミ”はどんな間柄と言えばいいですか。

halca  アプローチの仕方は違うんですけど、もう1曲の「キュンとさせてあげるよ」も、別れたあとの感情というか……。

――なるほど。そう言われると、どちらの曲も友達以上恋人未満の関係のように感じます。

halca  相手の気持ちははっきりわからないっていう感じなんですよね。歌詞を書いてくださった宮嶋(淳子)さんとはLINEでやりとりしていたんですけど、「Fuzzy Rain」の話をしている途中で、「キュンとさせてあげるよ」の話になったりして。関係性は違うんですけど、似たような気持ちが入っているんですよね。カップリング曲はいつも、宮嶋さんと一人の女の子のリアルな感情を表現しようとたくさん打ち合わせをしています。そういうのもあって、私自身にも当てはまる部分や共通点がたくさんあるんだなと思います。

――「キュンとさせてあげるよ」のサウンドはキラキラしているので、表現の仕方や言葉自体は違うけれども、共通する感情があるってことですね。

halca  はい。いつもカップリングで歌わせていただいている曲たちになんとなく共通してるのは、どうしても素直になれない女の子なんです。いろんなことを迷っていたり、自分でわざわざ面倒くさい原因を作ったりしているところだったり……。「キュンとさせてあげるよ」は前向きな曲なんです。でも“好きな人の幸せ祈りたい”って言いながら、“本音ではうまくいかないといいなぁ”って思っている、本当の心の中の声が描かれているところが可愛くてグッとくるポイントだと思います。宮嶋さんが私のリアルに近い想いや考えを歌詞にしてくれるので、なんだか私もスッキリしたところもあって。好きな人の幸せを祈る気持ちもあるけど、本当は自分のことを好きになってほしいから、100パーセントの気持ちでは応援できない、自分はなんてダメな子なんだろうって落ち込むことがある人もきっといると思うんですけど、そんなときにはこの曲を聴いて、「いや、そんなことない」って強気になったり、すっきりしていただけたらいいなと思います。

――冒頭から「オイ!オイ!」って声をあげたくなるような曲なので、早くライブで一緒に声を上げてすっきりしたいなっていう気持ちもあります。

halca  私も家でライブの練習をしてて。“Yeahと言ったらYeahとYeah!”……シーンって感じなので(笑)、そろそろ返事が欲しいなと思ってるところですね。

――東名阪ツアーは中止になってしまいました。halcaさんの心境を聞かせてもらえますか。

halca  楽しみにしていた初めてのライブツアーが中止になってしまったことはすごく残念なんですけど、私は意外と前向きに捉えています。一生懸命に頑張れば、また東名阪ツアーができる時がくると思っています。その時のための準備期間がたっぷりもらえたんだな、もっと万全な状態で皆さんとお会いできるんだなと思ったら、ネガティブなことばかりじゃないよねって思いました。近い将来にまたツアーをできるようになったときには、まだライブでは歌えていないアルバムの新曲をたくさん歌いたいと思っていますし、さらに新しい曲もお届けできるようにこれからも頑張りたいなと思います。

――改めて、最後に読者にメッセージをお願いできますか。

halca  毎回お気に入りの1枚と言ってるんですけど、今回は、特に特に特に、私もスタッフの皆さんもお気に入りの1枚になっています!「いいね、これ!」っていうテンションじゃなくて、「かっこいいね!これ!!」っていうテンションで完成した1枚なので、(ガッツポーズしながら)内容には自信があります! 本当に聴いてほしいなという思いが強いし、少しでも多くの方に届くといいなと願っています。そして、皆さん、健康にお気をつけて。また必ずお会いしましょう!

INTERVIEW & TEXT BY 永堀アツオ


●リリース情報
「時としてバイオレンス」
5月27日発売

【初回生産限定盤(CD+DVD)】

品番:VVCL-1635~1636
価格:¥1,600+税

【通常盤(CD)】

品番:VVCL-1637
価格:¥1,200+税

【期間生産限定盤(CD+DVD)】

品番:VVCL-1638~1639
価格:¥1,600+税

<CD>
M01. 時としてバイオレンス
作詞 : 宮嶋淳子 作曲 :原一博 編曲 : 川崎智哉
M02. Fuzzy Rain
作詞:宮嶋淳子 作曲・編曲:アッシュ井上
M03. キュンとさせてあげるよ
作詞:宮嶋淳子 作曲:鈴木エレカ、シンゴザウルス 編曲:川崎智哉

<DVD(初回生産限定盤)>
「時としてバイオレンス」music clip

<DVD(期間生産限定盤)>
TVアニメ「邪神ちゃんドロップキック’」ノンクレジットオープニング

●インターネットサイン会
ニューシングル『時としてバイオレンス』発売を記念した初のインターネットサイン会開催中!

【開催日時(予定)】
2020年5月27日(水)19:00〜
2020年5月28日(木)19:00〜
2020年5月29日(金)19:00〜
2020年5月30日(土)19:00〜
2020年5月31日(日)19:00〜

【購入者特典】
対象商品をご購入のお客様に、サイン、ニックネーム、日付を“ミニ色紙”、もしくは“CDジャケット”にお書きして、商品と一緒にお届けします。
※CDジャケットサインは5月26日以降~ 当日は、サインを書いている模様を生配信! 生配信中にご購入頂いた方のニックネームをお呼び致します!また、Instagramアカウントをお持ちの方は、チャットにご参加いただけます。
※配信はhalca Instagram Liveとなります。
halca 公式Instagramはこちらをチェック!
※アーカイブは配信終了から24時間までの公開です。

●動画配信
halcaによる動画企画「playground」公開中!halcaの楽曲や本人の選曲による大好きなアーティストのカバー楽曲をCDでは聴けないアコースティックなアレンジ「-playground edit-」でお届け。
詳しくはこちらをチェック!

関連リンク

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP