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2019.06.06

ガールズバンド頂上決戦は笑顔のノーサイドで幕!Poppin’Party×SIRENT SIREN対バンライブ「NO GIRL NO CRY」2日目レポート

ガールズバンド頂上決戦は笑顔のノーサイドで幕!Poppin’Party×SIRENT SIREN対バンライブ「NO GIRL NO CRY」2日目レポート

ファッション雑誌で活躍する読者モデルが集まって結成したSIRENT SIREN(通称サイサイ)。アニメやゲーム、コミックなどで展開するガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」から生まれたリアルバンド・Poppin’Party(通称ポピパ)。異なるフィールドで活躍するふたつのガールズバンドが、5月18日(土)、19日(日)にメットライフドームで共演した。「NO GIRL NO CRY」と題された対バンライブの2日目は、前日から大きく内容が変化。両バンドの“ガールズバンド頂上決戦”にかける強い思いを存分に感じられる公演となった。

2日目のオープニングアクトを務めたRAISE A SUILENは、Raychell(Ba.&Vo.)の「暴れていけますか!」「楽しみたいやつ、拳を上げな」という煽りから「A DECLARATION OF ×××」をスタート。メンバーは「RAISE YOUR HANDS, NOW!」のコールを連発し、拳を振り上げて観客を焚き付けていく。メンバー紹介後も倉知玲鳳(Key.)が背面プレイで魅せた「UNSTOPPABLE」、会場にヘドバンの嵐を生み出した「R·I·O·T」とラウドな楽曲が続いた。鋭いギターリフから始まったラストナンバーは「EXPOSE ‘Burn out!!!’」。小原莉子(Gt.)がハイキックを見舞い、紡木吏佐(DJ)がラップで煽り立て、オーディエンスのテンションをピークへと導いた5人は、満足げな表情でステージを去っていった。

2日目の先攻として登場したSILENT SIRENは、スマートフォン向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」に収録されている「チェリボム」からライブを始める。前日のアンコールを大いに盛り上げたナンバーで、さらに曲前にはゆかるん(Key.)が振り付けのレクチャーをしたこともあって会場の多くを占めたバンドリーマーも初っ端からノリノリ。続けてアップテンポなロックナンバー「八月の夜」を届けた4人は、アウェイムードゼロの会場に感激した様子を見せる。すぅ(Vo.&Gt.)が「まだ2曲しかやってないけど泣きそう」「楽しい時間になる気しかしない」と漏らすと、ゆかるんは「最高の状態でPoppin’Partyにバトンをつなぐぞ!」と意気込んだ。

「こってりしようぜ!」のシャウトから「天下一品のテーマ」を披露したメンバーは、可動ステージやトロッコで会場後方に移動しながら観客に「ラッシャイ!」のコールを求める。さらに「ここ、メットライフドームが何をする場所かわかりますか?」という問いかけから始めた野球ソング「ジャストミート」では大量のタオルを乱舞させ、ピカピカと光るサングラス眼鏡を装着して放った「DanceMusiQ」では互いに肩を組んだオーディエンスを左右に揺らした。

キャッチーな楽曲で観客をまとめ上げた彼女たちは、その後のMCでポピパメンバーへの思いを語る。前日のライブ後、Poppin’Partyメンバーがメイクを落としていたすっぴんにも関わらず写真を撮らせてくれたことから「距離が縮まった」と喜んだのはすぅ。ひなんちゅ(Dr.)は大橋彩香(Dr.)から「家に猫を見に行っていいですか?」と聞かれたことを明かし、あいにゃん(Ba.)は前日のリハ後に「一緒に弾かせてもらえてうれしいです。あいにゃんさんがやりづらいところはないですか?」とLINEを送ってきた西本りみ(Ba.)に「めっちゃかわいくない? いくらでもチョココロネを買ってあげたい」とデレデレ。

話はPoppin’Partyだけではなく、RAISE A SUILENにも及んでいく。ひなんちゅはRaychellと飲みに行く約束を交わしていることや、夏芽(Dr.)をドラマーとして以前から尊敬していることをうれしそうに語り、すぅは小原莉子を「デビューしたてだったころに共演して、『このギタリストかっこいい!』と初めて思ったのが(前所属バンドにいた)莉子ちゃんだった」と回顧する。さらに「『ガルパ』やってる?」と観客に尋ねたゆかるんは「バンドリーマーからアドバイスされたとおりに設定したらスコアが上がった。ありがとう!」と感謝した。

そんな「BanG Dream!」へのリスペクトを込めてか、彼女たちの後半戦は公演タイトルにもなった「NO GIRL NO CRY/SILENT SIREN Ver.」、そしてPoppin’Partyのカバーから始まった。「私たちが大好きなポピパちゃんの曲やってもいい?」と問われ、前日にワンフレーズのみ披露されていた楽曲「ときめきエクスペリエンス!」が紡がれると、バンドリーマーは大歓声を挙げて応える。そのテンションのまま「フジヤマディスコ」「ビーサン」と畳み掛け、最後の超能力をモチーフにした「恋のエスパー」では前日と同じように、すぅの「STOP!」の掛け声でドーム内が完全停止。さらに彼女が「私は、実は超能力で時間を止めることができるんです」「みんなとまだライブをしたいから、時間を巻き戻します!」と宣言すると、ステージでは「チェリボム」が再スタート。しかしゆかるんの「戻りすぎ! 『チェリボム』の続きは『ガルパ』でやってもらっていいですか?」というツッコミもあり、SILENT SIRENは無事に「恋のエスパー」のラストサビに戻ってライブを終えた。

SILENT SIRENから最高のバトンを受け取ったPoppin’Partyのライブは、夏を先取りしたナンバー「夏のドーン!」で盛大に幕開け。日が暮れ始める中での「Time Lapse」では観客と「oh oh…」の声を重ねた。しかしそうした堂々としたステージとは空気が一変するMCもPoppin’Partyの見どころ。自己紹介で大橋が「今日は私が演じている山吹沙綾の誕生日、おめでとう!」とアピールすると、観客も巻き込んで「Happy birthday to you」の合唱でほのぼのとお祝い。またSILENT SIRENのライブを振り返り、「すぅさんと仲良くさせてもらっているから私も超能力使えるかもしれない」と愛美(Gt.&Vo.)が唐突に時を止めてみせる場面もあった。

「二重の虹(ダブル レインボウ)」は、9月に公開される劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」から初解禁となった映像と共に届けられる。続く「Returns」は演奏自体が初披露。こちらはアニメ『BanG Dream! 2nd Season』の名場面の映像がメインモニターに展開され、楽曲とのリンクがファンの涙を誘った。その心境はメンバーも同じようで、演奏を終えた大塚紗英(Gt.)が「すごく感極まって、ギターソロのときにアニメのことを思い出して泣きそうになった」と涙を浮かべると、愛美は彼女を称えるように身を寄せる。その様子を見守っていた大橋も、涙をこぼさないよう顔を上げて堪えていた。

ライブ終盤に至ったPoppin’Partyはシングル表題曲を連発する。トロッコでスタンドを走りながら「キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~」「CiRCLING」を披露すると、会場一体となった「ポピパ! ピポパ! ポピパパピポパ~!」コールから「ティアドロップス」に突入。愛美が「この手を離さない」とクールに告げて客席を沸かせ、「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」ではドーム内が「Lalalala」のシンガロングで包まれた。SILENT SIRENへの尊敬の思いを素直に語ったMCを挟んでラストナンバーとして初日本編の開幕曲「キズナミュージック♪」が届けられた。

観客からのアンコールを受け、揃って登場したSILENT SIRENとPoppin’Partyの9人は、対バンライブを通じて互いへのリスペクトがさらに深まったことを感じさせるやり取りを展開する。大橋や伊藤はSILENT SIRENのグッズである光るサングラスメガネを借りて装着。「ポピパのライブを見ていてテンションが上がった」と語るすぅを、愛美はステージ袖で泣いていたと明かす。そのすぅは「サイサイは友達が少ないから、リアルで友達ができてうれしい」と喜びながら「いい曲ができたよね」とラストナンバーへの手応えを語る。そして9人がそれぞれのパートについて奏でられたのは「NO GIRL NO CRY」。あいにゃんと西本のベースパートから始まった間奏では、SILENT SIRENとPoppin’Partyのメンバーが流れるようにのソロを紡いでいきひとつのバンドに。最後はオーディエンスも含めて全員で締めのジャンプを行い、“ガールズバンド頂上決戦”は笑顔溢れる中で幕を下ろした。

Text By はるのおと

NO GIRL NO CRY
2019年5月19日(日)埼玉・メットライフドーム

<セットリスト>
RAISE A SUILEN
M01.A DECLARATION OF ×××
M02.UNSTOPPABLE
M03. R·I·O·T
M04.EXPOSE ‘Burn out!!!’

SILENT SIREN
M05.チェリボム
M06.八月の夜
M07.天下一品のテーマ
M08.ジャストミート
M09.DanceMusiQ
M10.NO GIRL NO CRY/SILENT SIREN Ver.
M11.ときめきエクスペリエンス!
M12.フジヤマディスコ
M13.ビーサン
M14.恋のエスパー

Poppin’Party
M15.夏のドーン!
M16.Time Lapse
M17.Happy Happy Party!
M18.二重の虹(ダブル レインボウ)
M19.Returns
M20.キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~
M21.CiRCLING
M22.ティアドロップス
M23.STAR BEAT!~ホシノコドウ~
M24.キズナミュージック♪

Poppin’Party×SILENT SIREN
EN1.NO GIRL NO CRY

©BanG Dream! Project ©PLATINUM PIXEL

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