『Dimension W』ED主題歌を担当するFo’xTailsのインタビューを公開!

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人類が発見したあらたな次元軸“W”に存在する無尽蔵のエネルギーの抽出するためのコイル。それを不正に取り出す不正コイルの回収屋・キョーマを主人公とした物語「Dimension W」の物語の余韻へ誘うロック・チューンを掻きならすFo’xTailsを直撃した。

――メジャー・デビューから約1年。昨年はどんな1年でしたか?

takao 今まで経験したことがないようなことばかりだったので、その分、時間が過ぎるのが早すぎて。デビューから一年っていう実感は湧いてないです。本当に何もかもが新しくて新鮮でしたね。レコーディングの形式もそうですし、大きなスタジオに何時間も籠って音楽に集中するという環境もそうですし。あとはGRANRODEOさんのフェスに出演させていただいたときにも「わぁ……!」と思わず息を呑んでしまうくらいの新鮮な景色を見せてもらいました。あれだけの大きなライブ会場で、ステージから客席を見たときには、頭がクラッとして倒れそうになるくらいに感動しましたね。

テラ “あっという間”という言葉はまさにそのままの意味で。初めて経験することもたくさんあったけど、あっという間に過ぎ去っていってしまったんです。もっとちゃんと景色を見たいのに、過ぎていってしまうその感じは特急電車に乗ってる感覚で。もっとひとつひとつの景色を見たいし、駅も降りてみたいのに、前へ前へ電車は進んでしまうような感じでした。

鳴風 今までとはライフスタイルが変わった時間でしたね。曲作りをひたすらやっていたなぁって思います。音楽に集中できる環境でしたし。ただ、集中しすぎて友だちが減った気がします。連絡を取ってる場合じゃなかったので。

takao オレのとこに「鳴風くん。元気かな?」って連絡が来るくらいだった(笑)

鳴風 既読スルーし過ぎちゃいましたね。今年は取り戻していきたいですね(笑)。

――初めてのことだらけの新鮮さと驚きが伝わるお話ですね。

takao そうですね。あともうひとつあげるなら、アニメの主題歌をやることもすごく大きな経験でした。アニメの絵と自分たちの音が重なるのを観るとすごく感動するんですよ。

――『黒子のバスケ』に『純情ロマンチカ3』に『バトルスピリッツ烈火魂』に、とシングル曲が主題歌になっているだけに、アニメで皆さんを知ってライブに来る人たちもいるんじゃないでしょうか?

takao 幅が広がった感じはあります。デビュー前はライブハウスのライブが好き、というロック好きなお客さん中心に広がっていった感じだったんですが、今はアニメでFo’xTailsを知って、ライブを観たいって思ってくれる方たちも増えました。

――そんなか、2016年の幕開けとも言えるシングル「Contrast」が完成。こちらはアニメ『Dimension W』のエンディングですね。映像とも世界観とも見事にシンクロした感のある今作はどのように作っていったんでしょうか。

テラ お話をいただいたときにはもうすでにプロモーション動画が出来ていて。ざっくりと世界観や景色を見ることが出来たので、シナリオを見る前に映像からイメージが湧きましたね。

――どういうところに惹かれてイメージが湧いたんでしょうか?

テラ スケールのデカいところですね。話の内容も、あらたな次元軸のこととか、今の時代では想像もつかないようなことやコイルのことも。SF的な話にしても絵の印象にしても、デカい世界だなってことを思ったら、サウンドのイメージは湧いてきました。イメージしたのは近未来という時代背景なのに、現実のリアルさもあって。そのリアリティと近未来感を曲の中で出せたら……、ということを意識しながら作っていきました。それと登場人物たちの泥くささも魅力的だなって感じて、投影しました。近未来だけど、自分たちと同じような感覚であったり。

――曲の入りが印象的でした。

テラ 入りは特にこだわりました。曲の冒頭って、わりと自分は重要視しているポイントでもあるので。イントロから作り始めましたね。よくサビから作る、という話は聞くんですけど、冒頭から作っていったので、そう言ってもらえるとうれしいですね。

――それはいつもそうなんですか?

テラ 自分の場合はそうですね。だからイントロがカチッと自分の中で決まらないと、曲自体がなかなか進んでいかない結果になるんですよ。

――その「Contrast」の歌詞ですが。これはどのように進めていったんでしょうか。

takao 曲をもらって書いたんですけど、歌が入るまで曲の全体像がなかなか見えてこなくて。どう書いていこうかな、というのは悩んだんですけど、でも意外と歌が入ると雰囲気も変わるし、カッコよくて。この歌詞にはいろんな感情が入っているんですね。物語の内容と重なっている部分でもあるんですけど、主人公のキョーマが過去に執着しているというところが自分自身にもあったりもして。その想いのシンクロから書いていったんです。でも本当にいろんな感情を詰め込みましたね。書いているときに、自分じゃない自分を作り上げようとしていた時期でもあって。「それはtakaoじゃないだろ?」ってメンバーにも言われたんです。「おまえらしく書けばいいよ」って言ってもらったことが、何よりもヒントになって書けましたね。

――キョーマの心情にご自身が重なったということですが、原作を読んだ印象は?

takao すごいハマっちゃいました。新刊も買っちゃいましたし。なんで今まで知らなかったんだろうって思うくらいに、面白いんですよ。内容的にも歌詞にも書いたように、自分自身と近いものを感じた作品で。だから歌詞も世界観に寄せていこうとしたんではなく、読んだことで生まれた感情や自分の想いをそのまま歌詞に落とし込んでいったので、自然に出てきたし、自然に作品とマッチしたんだと思います。それと今回は自分の中でのハードルをあげていたので、何回も書き直しました。ストレートな表現ではないかもしれないけれど、誰の心にも刺さる言葉を、と思って書きましたね。

鳴風 今回の歌詞でtakaoは新しい表現を見つけられた気がしました。なので、今回の歌詞に関しては僕は何も言ってなかったですね。

――その曲をどうアレンジしていきましたか?

鳴風 この曲だから、ということではないんですけど、リズムにはこだわりましたね。いいリズムの上でギターを弾くのが好きなので。曲に対してはテラちゃんがアレンジに関してもしっかり詰めてくるので、それに対して幅を広げるギターを……と考えていたら。「難しいよ、テラちゃん……」ってなっていましたね。自分では絶対に思いつかないアレンジだったり流れだったりするんですね。だから自分の幅も広げてもらった気がします。

――デモの個性、みたいなものはおふたり、違うんですか?

テラ 全然違いますね。

鳴風 違いますね。それこそ“コントラスト”です。

takao うまく出てきた(笑)。すごく対称的ですね。

――そんな1曲に『Contrast』とつけたのはどうしてだったんですか?

takao 歌詞を書いているときに、完璧な自分像を求めてらしさを偽ることで異常に見えるんだってことを感じていたり、年を重ねる中で自分自身の心の中での闇のような部分を感じたり。頭の中でひとり議論を重ねていっているうちに出てきた言葉なんです。光があれば黒い部分もある。そのコントラストが人間の心なのかなって思って付けました。

――カップリングでもコントラスト。タイトル曲とは違ったFo’xTailsを聴くことのできる『BE STRONG』と『Rainy』の2曲を収録しています。

鳴風 最初は今までの自分たちらしい曲にすることも考えたんですけど、ここでもこれまでのFo’xTailsからさらに幅を広げる曲を入れました。

takao 自分の中でもいろいろとあらたな試みを入れたので、レコーディングも楽しかったです。

――この曲でまたこれまでにないFo’xTailsを聴けますね。

takao そうですね。Fo’xTailsはこれまで出してきた曲もポップだったり爽やかな面がフィーチャーされてきたかもしれないんですが、今回はロックな面を出せたと思っていますし、ライブ感ある僕らを楽しんでもらえると思います。ぜひ聴いて、ライブに遊びに来てもらいたいです。ライブでのコントラストも味わいに来てください。

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち


●リリース情報
TVアニメ『Dimension W』ED主題歌
「Contrast」
2月3日発売
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価格:¥1,404(税込)
1. Contrast
2. BE STRONG
3. Rainy

●ライブ情報
JUNGLE LIFE × CLUB251 presents “Whiteboard Jungle”
2月19日(金)下北沢CLUB251
開場:18:30/開演19:00
チケット:ADV ¥2,800/DOOR ¥3,000
お問い合わせ:下北沢CLUB251 03-5481-4141
出演:Fo’xTails、彼女 in the display、Civilian Skunk、BAND-MAID®

EROTICAL FEST – 艶音 – 2016′ ~代官山SPECIAL~
2月27日(土) 代官山 UNIT
開場:14:30/開演15:00
チケット:ADV ¥3,500/DOOR ¥4,000
お問い合わせ:DISK GARAGE 050-5533-0888
出演:Fo’xTails、東京エロティカルパレード。、Brand New Vibe、フラチナリズム、KING、オーロラタクト
【Special Guest】米倉利紀、misono

Fo’xTails Presents “Make One’s Day”
5月7日(土)新宿MARZ
開場:18:00/開演:18:30
チケット:ADV ¥2,500/DOOR ¥3,000 

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