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INTERVIEW

2025.12.23

Re:vale、3rd Album『Re:thm』発売記念!キャスト連続インタビュー【第2回目】 立花慎之介(千役)

Re:vale、3rd Album『Re:thm』発売記念!キャスト連続インタビュー【第2回目】 立花慎之介(千役)

12月24日に3rd Album『Re:thm』をリリースするRe:vale。アルバムに収録されるのは、“新たな一面”を見せつつ、これまでの歩みも、この先の道筋も感じさせてくれる楽曲ばかりだ。発売を記念してRe:valeキャストのリレーインタビューを実施。第2回は、千役の立花慎之介さん。新曲の聴きどころを中心にじっくりと語ってくれた。

INTERVIEW & TEXT BY 許士明香

【第1回目】保志総一朗(百役)はこちら
https://www.lisani.jp/0000297965/

新たなRe:valeの一面を見せることができた、2つの楽曲

――3rd Album『Re:thm』がいよいよリリースされますが、今の率直なお気持ちからうかがえればと思います。

立花慎之介 前作から3年以上空いているんですよね。気づけば曲がどんどん溜まっていて、ようやく皆さんの元に、まとまった形で曲をお届けできるタイミングが来ました。新曲もお届けできますし、それらも含めてまた新しいRe:valeの一面を見てもらえる。だいぶお待たせしてしまった部分はあるかもしれませんが、非常に嬉しいです。

――『Re:thm』には2つの新曲が収録されています。まずは「らせん」はどんな曲になっていますか?

立花 「らせん」に関しては、作詞作曲が前回「激情」でお世話になった水野良樹さんで。「激情」とも違うし、ほかのRe:valeの曲ともまったく違うテイストで、最初にデモを聴いたときは「ムズっ!」と思いました(笑)。「これ、どういうリズム感なんだろう?」って。すごく不思議な曲なんだけど、同時にものすごく面白い。そこは最初に強く感じたところですね。

――歌詞の印象はいかがですか?

立花 僕はデモ曲をいただいてから実際にレコーディングするまで、基本的にはそのデモ音源しか聴かないんです。歌詞は、本当に直前まで見なくて。前日の夜とかにようやくちゃんと見る、くらいの感じで。だから最初は、水野さんが作詞作曲しているって知らなかったんです。ただ、ずっと耳で聴いているうちに、「激情」っていう言葉が所々で聴こえてきて。「あれ?あの曲と何か繋がりがあるのかな?」って、ふわっと感じながら聴いていました。

――レコーディングの直前に水野さん作詞だと気づいたのですね!

立花 そうです。「だから『激情』なんだ」と。言葉遊びとしてリンクしている部分がすごく面白いなと思いましたし、“水野節”じゃないですけど、水野さんならではの言葉選びがふんだんに入っている。前回の「激情」とはまた違う面白さを持った曲を書いていただけたなと感じて、歌っていても本当に楽しかったです。

――お気に入りのフレーズはありますか?

立花 やっぱりRe:valeというグループを考えると、“君と僕は決めている 決してあきらめないと ふたりでずっと ふたりでずっと”というフレーズですね。百と千の関係性や、これまでの過去を背負ったうえでの言葉に聞こえて、好きだなと。「ブラホワ」(作中の年末音楽番組「ブラック・オア・ホワイト」)のあと、そこからまた新しいRe:valeとして歩いていく。その決意と、「信頼し合っている」「昔とは少し違う関係性になっている」という2人の今がギュッと詰まっているように感じました。きっと、この曲の中で一番伝えたい部分は、ここなんじゃないかな。あと、水野さんの言葉選びの面白さを感じるところも好きです。“激情のあとがきだ”“激情の始まりだ”というワードが出てくるじゃないですか。

――まさに前作「激情」を思わせるワードですね。

立花 前回作っていただいた「激情」と繋げているところもありますし、そのあとにある“紡ぐモノガタリ”というフレーズも、すごく気になっていて。「物語」じゃなくて、カタカナで「モノガタリ」とある。そこに不思議と引っかかるものがあって。意識して書いているのかな?とか、ダブルミーニング的な何かを水野さんがこっそり仕込んでいるのかな?とか。そういうセンスの持ち主なんじゃないかと勝手に邪推してみたり。もちろん真偽を確かめるつもりはないですし、僕の中では「きっとそうなんだろうな」で楽しく終わらせておきたいんですけど(笑)。そういう遊び心も含めて、「この歌詞には、ほかにもまだ色々な仕掛けが隠れているんじゃないかな」と思わせてくれます。

――そしてもう1つの新曲が「Anyway and everyway」。こちらの楽曲については、どんな印象を持ちましたか?

立花 これは「Storyteller」のような、しっとり語って、しっとり歌う、というイメージの曲だと感じました。曲自体もけっこう短くて、レコーディングも過去イチ早く終わったんじゃないかなっていうくらい(笑)。色々な要素を削ぎ落として、余計な装飾をしない“引き算の曲”という印象でした。フラットに、ソリッドに、必要なものだけを残している感じがします。

――では、歌う際も装飾はしすぎないように?

立花 ですね。「あまり変に歌い上げたりしないほうがいいですよね」みたいな話をしていたと思います。曲の持つ空気を壊さないように、できるだけ自然に、淡々と、でも心はこもっている……みたいな塩梅を探していきました。

――歌詞にはどんな印象を抱きましたか?

立花 軽く“前景の物語”があるけれど、でも言葉多く説明するわけではなくて。2人の関係性や思いを、必要な部分だけサラッと差し出して終わるような。「僕らにはそんなに多くの言葉は必要ないよね」という大人っぽさを感じました。そういう意味で、本当に新しいタイプの楽曲だし、新しいRe:valeの一面を見せられる曲だなと感じましたね。

――新曲2曲について、百役の保志(総一朗)さんの歌声が入ったものを聴いていかがでしたか?

立花 すごくまとまった、いいバランスになったなと感じました。特に「らせん」は、掛け合いのバランスが難しい曲なんです。お互いの音量感も含めて、どこを誰が軸として歌っているのか、その関係性がすごく重要な曲で。そのあたりが絶妙に作られていて、「ここでどっちが前に出て、どこで支えるのか」がすごくわかりやすい。かといって、後ろから入ってくるほうが消えてしまうわけでもない。そこがすごく良いなと思いましたし、何より全体的にすごく綺麗な仕上がりになっているなと思いました。

――お2人は声質も歌い方もまったく違うのに、合わさるとRe:valeの曲としてまとまりますね。

立花 そうなんですよね。保志さんは滑らかに歌うのがお上手で、声質も少しザラっとした、耳に残る感じ。一方で僕は、どちらかというとリズム感の強い、縦ノリでストレートな声質。根本的には、割と真逆に近い声質だと思うんです。でも、それがぶつかってガチャガチャ喧嘩するかというと、そうはならない。不思議と、上手く溶け合う。そこは僕らの特徴でもありますし、ミックスやアレンジをしてくださっている方々が色々と工夫してくださっているおかげでもあると思います。もう1つ大きいのは、基本的に僕が先にレコーディングすることが多いんですよ。僕の歌を聴いてから、保志さんがそれに合わせてくださっている部分が多々あるので、そこは本当にありがたいことで。手間をかけさせてしまっているかもしれませんが、すごく感謝しています。

――この新曲2曲を含めて、3rd Album『Re:thm』は様々なカラーの曲が収録されましたが、既存曲の中で、特に印象深い曲を挙げるとしたら?

立花 いくつかありますけど、「YOUR RHAPSODY」はやっぱり強く印象に残っています。あれは「ブラホワ」で歌った曲ですから、ストーリーを踏まえたうえで、記憶に残っていますね。そして「Journey」は、『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』の中で、アイドルたちがライブで披露した楽曲で。あのライブの思い出とセットで浮かんでくる楽曲です。あともう1つ挙げるなら、去年の「Binary Vampire」かな。世界観的にもすごく好きなんです。『アイナナ』はアプリ内の周年イベントなどで劇中劇が描かれることがあるのですが、これはそういった劇中劇の楽曲でして。千は千なんだけれど、別の役柄を演じている、百も同じように違う役柄を演じている。そこも含めて、「Binary Vampire」は僕の中でかなりお気に入りの曲です。

次ページ:凝縮された時間の中で、キャスト同士に生まれた絆

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