リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2022.04.06

【インタビュー】みんなを引っ張っていけるような存在になれたら――。Run Girls, Run!ミニアルバム『Get set, Go!』リリースインタビュー

今だからこそ観て・聴いてほしい歌と映像を、妥協なく生み出した1枚

――そしてMVもまた、非常にかっこいい仕上がりになっています。

今回は「3人が苦悩しながらも、前へと突き進んでいく」という、楽曲のイメージに通ずるテーマで。なので目覚めた3人が駆け出して、一緒に扉を開けて光のもとへと向かう……というストーリーになっているんですよ。そのなかでも特に面白いなと思ったのが、布をかき分けながら進むシーンで。ここも道を切り開いていくというテーマを象徴する部分になっているんですけど、実は布が両脇に3枚ずつしかない、すごく狭くて短い道を使って撮ったんです。それをいろんな角度からいろんなパターンで撮って、作っていただいて。

厚木たしかに、最初は見え方がどうなるのか結構ドキドキしてたけど……。

まるで映画のワンシーンみたいに仕上げていただけて、感動したよね。

厚木しかもそれを、全部ひとつのスタジオで撮りきっちゃったんです!

――え、ほんとですか!?

3人 そうなんです!

厚木自分たちでも、全然そう見えない完成になっていたのでびっくりで。

モニターチェックのときから、いろんなシーンで「すご!」って、驚いたよね。

厚木あと個人的には、最初に曲を聴いたときに「MVのどこかで走るかな?」と想像していたので、結構走るシーンが多いのがよかったって思いました。ユニット名の割に、意外とMVの中にみんなで走るシーンって今まで多くなかったし、扉を開けて光へ向かっていくというエモいシチュエーションがすごくお気に入りなんです。

森嶋その他のシーンも、全部イメージから凝ってこだわって撮っていただいたんだよね。だから幻になっちゃったシーンも出たぐらいなんですよ。実は、涙するシーンもあって……。

厚木あー、あれ大変だったね(笑)。

森嶋実は私、事前にそういうシーンがあることを音楽プロデューサーさんから聞いていたんですよ。それは4周年ライブのラストの公演で、私が感極まって涙を流してしまったところからインスピレーションが湧いて、MVに取り入れようとしてくださったみたいで。それを聞いて責任感がなおさら強くなって(笑)、当日まで結構ドキドキだったんです。

全員ワンショットでそれぞれ撮って、すごく綺麗なシーンになってたんですよ!涙を粒で落とすのが難しくて、結構時間かかったんだよね(笑)。

森嶋うん。そんなシーンも入りきれなくなっちゃうぐらい、最初から最後までこだわって撮っていただきました。

――その他にも3人での曲は、ふたつ収録されています。まず2曲目がブレイクビーツ調の「蒼穹のBlue Grandia」ですが。

厚木私が歌うときはまず、音楽プロデューサーさんに「朽ち果てた世界で3人だけで歌っていて、『何もない世界だけど、私は生きるんだ!』という強い意志をもって」と言われたので、そういうちょっとハングリー精神を持った意志の強さを込めて。ソロパートではそれに加えて、孤独感を表現して歌っていきました。

ただこの曲はちょっと力を抜いてというか、悪い言い方をするとスカしてカッコつけながら歌う曲だと思うので、私がずっと希望していた「ちょっと大人っぽい曲を歌ってみたい」という思いを汲み取ってくれたのかな?と思っています。ただ、『プリ☆チャン』曲を中心にかわいさに振って歌うものとタイプが違うので、何度も相談しながら録りました。

――話し合ったことで、アプローチの変わった部分はありましたか?

サビを力強く歌っていたら、「もうちょっと抜いていいよ」とアドバイスを受けて変わりました。ひとりで歌ったときには物足りなく聴こえないかと不安もあったんですけど、3人の声が合わさったら全然雰囲気が違っていて、バランス良く仕上がっていました。サビ最後の「Grandia」の抜き具合も、我ながら「めっちゃいいテイク録れたな」と思っちゃうぐらい好きで(笑)。そこは3人ともとてもいいニュアンスで歌えていると思うので、ぜひ注目してほしいです。

森嶋そこもですけど、全体的に、壮大で透き通った空気がイメージできる曲なんですよね。だから私、ラストの「目指して」の部分は何回も録り直したんです。カッコつけすぎるとここまでに作り上げてきた世界観が台無しになるし、でも力を抜きすぎると物足りなくなりそうで、塩梅がすごく難しかったです。

厚木他にもAメロの「悲しみを飲み込んで立ち向かう強さ」という私のソロパートは、先ほどお話ししたような、現場で変わっていった部分のひとつで。採用されているのは言葉の割に儚げな要素強めのものなんですけど、もっとハングリー感のある力強いバージョンで歌ったりと、いろんなパターンを録ったので、収録後も完成までがすごく楽しみでしたね。

――そしてもうひとつの3人曲「Believer Switch」は、序盤に林さんがおっしゃったように、今までの皆さんのパブリックイメージにいちばん近いように思います。

森嶋たしかに。今回のミニアルバムに、この明るい曲を入れられて、私もめちゃ気に入ってます。やっぱりこういう応援ソングみたいな元気な曲をたくさん歌ってきた私たちだから、ミニアルバム全体を通して普段の私たちに近い部分も表現できたんじゃないでしょうか?

それに、今の私たちとランナーさんの気持ちをすごく反映してくれている曲でもあるんですよね。特にBメロの「(でも、今、ツラい)キミと会えない」の部分は、「すごくわかる!」と思って。実際その部分は、感情の込め方を褒めていただけたんですよね。先日久しぶりに対面のサイン会があったときにはこの曲が浮かびましたし、「やっぱり、みんなと直接話すのってすごく大事にしたいなぁ」とも感じたので、今のこの直接会うことが貴重な時期だからこそたくさん聴いてほしい曲です。

厚木ランナーさんに向けた歌詞で、私たちらしいかわいさの入った曲は今までも歌ってきましたけど、曲をいただいたときに成長を感じた部分もありまして。それは出だしから「信じた日から 何かが変わりそうでしょ?」と言っているぐらい、「ランナーさんを引っ張っていくよ!信じてね!」というニュアンスが入っているところなんです。

――そういう言葉を、歌わせてもらえるようになったということから。

厚木そうなんです!もちろん私たちはランナーさんと一緒に走ってはいますけど、こういう部分を通じて成長を感じたんですよね。

たしかに。2番の「ほんの一瞬 ツラかったねって笑おう」っていう歌詞もいいよね。

厚木ね!すごく素敵!

あと私はDメロの部分を、「Run Girls, Run!」というグループ名にも結びつくようにバトンをつなぐみたいに交互に歌っていくところも、すごく好きなんです。

次ページ:今回も個性全開!な充実のソロ曲 そして5周年に向けての想いとは……?

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP