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2021.03.30

そこに、ヒーローがいた。“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY” DAY1レポート

そこに、ヒーローがいた。“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY” DAY1レポート

「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のライブイベント“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY”DAY1が2021年3月20日、幕張メッセ国際展示場1~3ホール+オンライン配信で開催された。

DAY1にはイルミネーションスターズより櫻木真乃役の関根 瞳、八宮めぐる役の峯田茉優、アンティーカより月岡恋鐘役の礒部花凜、田中摩美々役の菅沼千紗、白瀬咲耶役の八巻アンナ、三峰結華役の成海瑠奈、幽谷霧子役の結名美月、放課後クライマックスガールズより小宮果穂役の河野ひより、西城樹里役の永井真里子、杜野凛世役の丸岡和佳奈、有栖川夏葉役の涼本あきほ、アルストロメリアより大崎甘奈役の黒木ほの香、大崎甜花役の前川涼子、桑山千雪役の芝崎典子、ストレイライトより芹沢あさひ役の田中有紀、黛 冬優子役の幸村恵理、和泉愛依役の北原沙弥香、ノクチルより浅倉 透役の和久井 優、樋口円香役の土屋李央、福丸小糸役の田嶌紗蘭、市川雛菜役の岡咲美保が出演した。

“THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE”は本来2020年5月2日~3日に開催が予定されていたが、コロナウィルスの影響により延期。約10か月を経て、ようやく開催することができた。冒頭に映像で登場した283プロダクション・天井努社長の「我々はこの一年間厳しい冬を過ごしてきたが、またこうしてお前たちと会えたことを心から嬉しく思う」との言葉が胸に迫る。今回のライブは観客の発声・コールなしのレギュレーション。オープニングの協賛企業紹介の際、普段は観客が声を揃えてメーカー名を唱和するのが定番だが、今回はアイドルたち(たぶん)による読み上げ音声が用意されていた。

ライブがスタートすると、きらめき感のあるovertureとともに、センターステージを覆う幕に銀河の星々を思わせる光点が投影される。センターステージ上空の四面スクリーンには空と宇宙を幻想的に描く映像が。センターステージから四方の伸びる花道とその先のサブステージのふちを、光の線が駆け抜けて輪郭を示す。光が描きだす幻想的なショーを見せながら、今回のステージ構成をさりげなく伝える演出だ。

やがて、センターステージを覆う紗幕の向こうに、アイドルたちのシルエットが淡く浮かび上がる。overtureの終わりと共に照らしたされたのは、センターステージにそびえる三段の誕生ケーキ型の円形ステージに並び立つアイドルたちの姿だった。楽曲は「Ambitious Eve」。立ち位置は360°全方位から見られることを前提とした並びで、最上段に並ぶ関根 瞳と峯田茉優が背中を預け合うように歌うフォーメーションがとても印象的。イルミネーションスターズ3人中2人が出演する今回のライブならではの見せ方だ。

2番の頭から可動式の“誕生日ケーキ”が下の段から順番に下降していき、フラットな高さになったキャストはセンターステージ全体に広がってフォーメーションを変えていく。配信映像ではその間も別の演者のアップを映し出しているので、歌唱中にいつの間にか円形ステージが方形の広いセンターステージになり、フォーメーションもそれに合わせたものに変わっているように感じた人も多いのではないだろうか。俯瞰のカメラで見ると、立体的な円形ステージが平面になってセンターステージの一部に収まっていることがよくわかる。

そこから一連の流れで披露したのは「シャイノグラフィ」。1周年に未来を示した「Ambitious Eve」から、2周年を飾った「シャイノグラフィ」へ。失われたかに見える時間を取り戻す決意表明のような並びだ。アイドルたちは歌いながら四本の花道に広がっていく。会場全体に十字を描くようなステージ設定は、会場の何処からでもアイドルを近くに感じられそうだ。ドームクラスの球場ライブで見るようなステージ構成だ。

間奏にふたたび全員がセンターステージに戻ると、落ちサビに合わせてステージの円形部分ステージが微上昇して回転を始める。とても意欲的な可動ステージの使い方で、可動する円形ステージは「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 1stLIVE FLY TO THE SHINY SKY」が開催された舞浜アンフィシアターも思い出させる。

ここで、ステージに全員が並んで開幕の挨拶。もっとも新しいユニット・ノクチルが先陣を切り、和久井 優が透として「会いたかった」、土屋李央が円香として「私は会いたくありませんでした」と切り出すつかみにニヤリとさせられる。キャラクターとして、本人として挨拶していく隣で、笑顔で頷きながらリアクションを取るユニットメンバーの表情が垣間見えるのが嬉しい。挨拶を終えたユニットから順番にセンターステージを降りていき、最後は関根と峯田のふたりが残った。ふたりは「360°プロデューサーさんがいる」「どこ見てもプロデューサーさんがいる!」と喜びながら、四方に花道が伸びるステージ構成や、後ろからも見られる不思議な感覚について語っていた。

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