TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』のヒロインを演じる声優からなる音楽ユニット“Study”、ミニアルバム『PROGRESSIVE』リリースインタビュー

TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』のヒロインを演じる声優から成る音楽ユニット、Studyが、ミニアルバム『PROGRESSIVE』を発表した。『ぼく勉』OP/EDテーマであるデビュー・シングル「セイシュンゼミナール/Never Give It Up!!」をリリースして以降、リリースイベントなど精力的な活動を展開してきたStudyの3人。そこからさらなる進歩を見せた本作は、来兎や折戸伸治、菊地 創(eufonius)、細井聡司、a2c(MintJam)、MOSAIC.WAVら豪華クリエイターによってバラエティに富んだ楽曲たちが並ぶ。そうした高度な問いに対し彼女たちの導き出した解答は? 白石晴香(古橋文乃役)、富田美憂(緒方理珠役)、鈴代紗弓(武元うるか役)の3人に話を聞いた。

――4月から放送しましたTVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』ですが、ヒロインを演じて1クールを終えた感想はいかがですか?

白石晴香 ラブコメ作品に出演させていただいたのが初めてだったんですが、毎回アフレコがすごく楽しくて、キャストみんなでキュンキュンしたり笑ったりと賑やかでした。登場キャラクターがみんな一生懸命でまっすぐなので、私自身何度も励まされましたね。

富田美憂 あっという間な1クールでしたが、この短い期間の間で理珠の表情や気持ちが大きく変わっていった印象です。1話では絶対にしなかった柔らかい表情を見せてくれるようになったり、成幸だけではなく、文乃やうるかたちとの友情も深まっているなと思いました。1クールを通して、私自身も理珠の新しい一面やかわいいところをたくさん見つけることができてすごくうれしいです!

鈴代紗弓 あっという間でした……! 多分、1期はヒロインのなかでいちばん恋愛をしたような気がします。水泳に熱心なところ、“先輩”しているところ、そして唯我成幸くんのことを好きだったこともあり、うるかの乙女なところもたくさんご覧いただけたのではないかと思います。アフレコが始まる前の打ち入りから非常にいい空気感で楽しい一方で、いい緊張感があるなかで演じさせていただけました。自分はメインキャストの中でもいちばんキャリアが浅かったのですが、座長である逢坂(良太)さんをはじめとした皆さまに助けていただき、たくさん勉強もさせていただきました。……これだとなんだか終わってしまうみたいですが(笑)、2期も引き続きそんなアットホームな現場で演じられることをありがたく思っております。

――同時に皆さんは、Studyとして音楽活動を展開してきました。5月の「セイシュンゼミナール/Never Give It Up!!」のリリース以降、多くのイベントも経験されましたが、そこでの反響はいかがでしたか?

白石 お渡し会やお手紙で「聴いていると元気になれます!」「受験頑張れそうです」などの感想をいただけて、すごく嬉しかったです。ライブではティーチャー(ファン)の皆さんが振り付けを覚えて一緒に踊ってくださったり、回を重ねるごとに掛け声が増えていって、会場の一体感を感じました。

富田 私もリリイベなどのお渡し会で、実際に学生の方から「3人の曲を聴いて勉強頑張ろうと思いました!」と言っていただけたりしてとてもうれしかったです。Studyはティーチャーの皆さんとの距離も近いので、そういった感想をダイレクトに受けることができるのがいいところだなと思います。個人的にはStudyのように爽やかでかわいい曲をライブで歌う機会が今まであまりなかったので、「いい意味で新鮮」と言っていただけたのも印象的でした。

鈴代 私はユニット活動そのものが初めてだったので、リリースイベントももちろん初めてでした。緊張しいなところもあり、「大丈夫かな、うまく歌って踊れるかな、お客さんはどんな反応をするだろう……」と、正直なところ最初は不安で不安で仕方ありませんでした。ですが私たちが出てきた瞬間からティーチャーの皆さんの笑顔が見られて、トークパートでは時々笑いが起こったり、ライブも皆さんと盛り上がれて、それまでの大きな緊張がスッと取れました。全9回のリリースイベントでしたが、最初こそガッチガチに緊張していたものの、最後には心地よい緊張を感じながら楽しく終えることができました。楽しくなりすぎて1回振りを間違えてしまったくらいでした(これに関してはすごく反省しております。)。歌や踊りを人前で表現する楽しさを学べたイベントでした。

――さて、そんななか7月24日にはミニアルバム『PROGRESSIVE』がリリースされます。様々な著名クリエイターが多数参加した作品となりましたね。

白石 本当に様々なジャンルの楽曲を歌わせていただいたので、レコーディングでは苦戦することも多々ありましたが、やりきったぶん完成したアルバムを聴いたときには感動しました。どの曲もキャッチーですし、文乃、理珠、うるかというキャラクターそれぞれが中心となった曲もあり、曲ごとに様々な楽しみ方ができるアルバムだと思います。

富田 どの曲も異なる魅力があるので、1曲ごとに違ったStudyの雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。レコーディングの際にも自分の中で「この曲はこの表情で、この曲はこういう気持ちで」といろいろ考えて歌わせていただいたので、それがぎゅっと詰まったアルバムにしていただけたことが素直にうれしいです。キャッチーなフレーズがどの曲にもあるのでぜひ皆さんも口ずさみながら聴いていただきたいですね。

鈴代 「まさかアルバムを出させていただけるなんて……!」という気持ちです。いつも音楽周りを担当してくださっているスタッフの方々に加え、それぞれの楽曲ごとに多数のクリエイターさんが参加してくださいました。レコーディングを重ねるごとに、音楽作りや歌唱のコツなど様々なこともたくさん教えていただくのですが、そんなレコーディング後のスタッフさんとのおしゃべりも毎回の楽しみになりました(笑)。それだけ多くの楽曲の歌唱に参加させていただけてうれしく思いますし、またとない貴重な経験です。タイトルである『PROGRESSIVE』にもピッタリの楽曲が詰まっていると思います。

――そんな『PROGRESSIVE』の各楽曲についてお伺いします。まずはStudyのデビュー曲となった「ready STUDY go!」です。

白石 「ready STUDY go!」はStudyでいちばん最初にレコーディングした曲だったので、すごく緊張したのを覚えています。歌い方などもまだ手探り状態だったので、たくさんのアドバイスをいただきながらレコーディングしました。歌詞が、勉強や恋に関するフレーズになっているのがかわいくて、Studyらしい楽曲だなと思います。

富田 いい意味で、あまりアニソン感を感じない曲ですごく珍しいなと思いました。恋と勉強、どちらの要素もふんだんに盛り込まれていて、Studyらしい素敵な曲です。Studyとして初めてライブで歌わせていただいた曲でもあるので思い出深いですね。真似できる振り付けも多いので、初めてのライブでもティーチャーの皆さんが一緒に踊ってくださったのをすごく覚えています。

鈴代 「Study、これから始まります!」といったフレッシュな感じがします。これまでたくさん素敵な楽曲を歌わせていただきましたが、この曲もつい最近レコーディングをしてMVを撮ったような気がするくらい本当に時の流れが早く感じます。「ready STUDY go!」は、初期の私たち3人を感じていただける楽曲なのではないかと思いますね。アルバムの1曲目にくるのもなんだかエモい感じがしますね。初めてStudyとして録った楽曲なので、3人のバランスなどスタッフさんといろいろ考えた記憶があります。初めてのMV撮影も今思い返しても非常に和やかで楽しかったです! そんな思い出も、曲を聴くと思い出しますね。

――続いての「Happy weather girl」はメロディもキャッチーな1曲ですが、歌ってみた感想はいかがですか?

白石 雨の日でも、この曲を聴くと気分が晴れやかになります。青春のキラキラしたものがギュッと詰まっているので、学生の方にはもちろん聴いていただきたいですし、大人の方には甘酸っぱい青春をもう一度感じてもらえると思います。ぜひ歌詞カードを見ながら聴いてください。

富田 ぜひ朝に聴いていただきたい曲ですね。メロディが少しキラキラしていて、歌詞も誰かの背中を押すような、応援するようなワードが散りばめられているので、歌っている私も元気が出るような印象がありました。完成した音源を聴いたときに、3人の声の伸びがすごく気持ちいいなと思ったので、そんなところにも注目して聴いていただきたいです。2番のAメロの“可愛くない”のフレーズはバックの音も一瞬静かになり、「見せ場!!」という雰囲気にしたかったので、ニュアンスはかなりこだわりました!

鈴代 つい「♪」が声に出てしまうような、けどちょっと切なくて、でも前向きで……みたいな雰囲気を自分のなかで感じながらレコーディングに臨みました。歌い出しが私からなので、最初のテンション感は特に意識して歌いました。間奏部分は、「ライブで歌ったときあんな感じになるかな、こんな感じになるかな」と勝手に想像していたりもします。爽やかな朝、天気は晴れ、春の陽気をイメージして歌いました。

――続きましては「トゥウィンクルにおける[x]の現象」です。

白石 音源をいただいたときは少し大人なメロディだなと感じたので、ほかの楽曲よりウィスパー気味に歌って、語尾の抜き方などを意識してみました。星にまつわる歌詞が入っているので、歌声に文乃ちゃんのお母さんへの想いも込めています。

富田 この曲は事前に「文乃がセンターのイメージの曲です」と聞いていたので、文乃に寄り添うようなイメージで歌わせていただきました。レコーディングがはるにゃん(白石)の次だったのですが、はるにゃんの歌のニュアンスがすごくすごく素敵だったので、それについていく感じにしましたね。あまり見せることのない切なさもこの曲では出せたのではないかと思います。間奏のバイオリンが本当に素敵で、ぜひバックの音にも注目していただきたいです!

鈴代 今までのStudyの楽曲とはまたガラッと雰囲気が変わっていて、とても新鮮な感じがしました。メロディもスローテンポなので、ほかの曲と歌い方や声の出し方を変えて、ウィスパー気味でしっとりと歌い上げることを意識してレコーディングに臨みました。落ちサビの最後の歌詞“なってみたくなる”が私のパートだったのですが、前のふたりとの繋がりの関係やリズムが結構難しくて、そこはほかのパートよりも多く録ったのですが、バシッとハマったときスタッフさんと「きましたぁぁぁ!! いいんじゃないですかぁ!!」とテンションが上がったのを覚えています(笑)。

――4曲目はトリッキーなサウンドの「打算だ!!!」です。

白石 戦隊ヒーローになったような気分になれて、歌っていてすごく楽しかったです。“打算!”という歌詞が印象的で、一度聴いたら忘れられない曲だと思います。ライブで歌える機会があれば、客席に向かってビーム攻撃をしたいですね(笑)。

富田 レコーディングの際に、「特にAメロはStudyの3人が探偵ごっこをしているイメージで」とのことだったので、歌ってはいますがちょっとお芝居をしているかのようなニュアンスが出たらいいなと思いながら歌わせていただきました。サビの最後の“Da Thunder Beam→→→♡”にくまのきよみさんの遊び心を感じました! 大好きなフレーズなので、ライブで披露するのが今から楽しみです!

鈴代 「打算だ!!!」はうるかがセンターの楽曲だったので、自分の中でもそういったイメージでレコーディングに臨みました。レコーディングをした際はまだ振り付けはなかったのですが、自分の中で想像しながら、出だしはソロリソロリと近づいていく探偵のような気分で、サビでは前に弾けるようにと意識しました。強くてかっこいい女の子、という感じがします。そしてなにより、“Da Thunder beam→→→♡”です!! いちばん最後のビームのところで雷のような音が入っているのもチェックしてほしいです。

――そしてロッキンな「すべてが [x] の世界線」。

白石 ロッキンということで、Studyのかっこいい面を見ていただきたいなと思い、ほかの楽曲より、強めにアクセントをつけて歌ってみました。ノリノリになれるので、通勤通学中などに聴いていただけたら気分が上がること間違いなしです。

富田 Studyの曲の中でもロックなテイストを感じる曲だなと思いました。恋愛の楽しさやもどかしさを感じるような歌詞がすごく魅力的です。なかでも“ホメて欲しいオーラ気づいて”という歌詞がすごく理珠っぽくて大好きです。落ちサビ前のDメロの、3人のそれぞれのソロではみんな疾走感を感じる歌い方をしているので、力強くて新しいStudyの一面を感じていただけるのではないかと思います!

鈴代 初めて聴いたときは、摩訶不思議な世界に迷い込んでワクワクするような気持ちになりました! ミニアルバムの中ではレコーディングでいちばん苦戦した楽曲かもしれません。高い半音のところの踏ん張りや、同じ音程だけど片方はファルセットでもう片方は地声でといったところなどが自分の中でも挑戦でした……! けど実際に歌っているうちに、スタッフさんからのディレクションや応援の声もあり、非常に伸び伸びと楽しく歌わせていただけました!

――最後は電波ソングの「引き出せ!ポテンシャル」になります。

白石 テンポが速いため、セリフ調になっている部分がなかなかうまく言えず、レコーディングが大変だった思い出があります。サビがすごくキャッチーで、合いの手も入れやすい曲なので、ティーチャーの皆さんにもぜひ一緒に歌ってほしいです。

富田 ライブですごく盛り上がる曲だと思います! 曲中にセリフもあるので、よりそれぞれのキャラクター性が出ていて聴いていて楽しいです。「第1問!」やサビ前の「Let’s Study!」などの合いの手がたくさんあるので、ライブの際はぜひティーチャーの皆さんにも一緒にやっていただけたらうれしいです! 3人のわちゃわちゃ感がとっても魅力的な一曲に仕上がったと思います!

鈴代 これもまたほかとはガラッと雰囲気が変わった楽曲です。問いを投げかけるところの速さと、それをメロディのリズムに合わせるのが苦戦しつつも、楽しかったです!! またAメロの、問いを聞いて心の内でそれぞれが思っていることをセリフとしてメロディに乗せていくのも楽しかったです。実は、問いのところも一つひとつテンション感が違ったりしますので、そういったところとしても遊ばせていただけた楽曲だと思います! 間奏の合いの手も楽しかったです。ライブで盛り上がること間違いなしだなぁと思いながら、レコーディングでも手をブンブン振りながら歌っていたような気がします(笑)。

――そんな本作をリリースしたあとの9月には、待望のワンマンライブが控えています。初めてのワンマンというステージに向かう今のお気持ちは?

白石 OP/EDテーマのリリースイベントのときもティーチャーの皆さんがすごく盛り上げてくださって毎回とても楽しかったので、ワンマンライブでも会場が一体となれるようなパフォーマンスをできるよう、精一杯頑張ります。

富田 デビューから猛スピードで駆け抜けてきたStudyですが、今回のワンマンライブではそんな私たちのこれまでの活動の成果を皆さんに見ていただけたらと思っているので、うまく言えないのですが、なんだか授業参観で先生や親御さんに何かを発表をするかのような気持ちです……!(笑)。初めて披露する曲がたくさんありますし、今回はソロのカバー曲も歌わせていただくので、ドキドキもしていますがすごくわくわくしています! 1曲1曲かなりこだわって私たちも練習しているので、ぜひ皆さんも一緒に盛り上がっていただけたらうれしいです!

鈴代 初のワンマンライブ。とってもドキドキしておりますが、実際に皆さんの反応を見られるのが何よりもうれしいです。リリイベの際での歌唱は2曲でしたが、今回はもっとたくさんの曲を歌わせていただきます。カバー曲もどんなふうになるのか……ワクワクしております! 皆さんに笑顔になっていただけるようなパフォーマンスができるよう一生懸命頑張りますので、ぜひ一緒に汗をかいて楽しみましょう!!

――そして、秋からは『ぼく勉』の第2期がスタートします。最後に、『ぼく勉』とStudyの今後に向けての意気込みをお願いします!

白石 文乃ちゃんはツッコむことが多いので、2期に向けてツッコミのバリエーションをどんどん増やしていきたいです(笑)。Studyも、『ぼく勉』のキャラクターたちのように成長していけるよう、お芝居や歌やダンスなど日々勉強していきます!

富田 2期ではあしゅみー先輩も本格的に活躍したり、それぞれのヒロインたちのかわいい一面がさらに出てくるので私もオンエアが楽しみです! Studyとしても2ndシングルをリリースさせていただいたり、いろいろな方面で活動できたらと思うので、さらに気合いを入れて歌やダンスも頑張っていきたいです! アニメ2期もStudyの今後も両方楽しみにしていただけたらと思います! まずは9月のワンマンライブ。素敵な思い出を一緒に作りましょう!

鈴代 まず、『ぼくたちは勉強ができない』そしてStudyを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます!! また皆さんに動く彼らをご覧いただける、そして少しでも長く役を演じさせていただけることが本当にうれしいです。TVアニメを観てStudyを知ってくださった方、Studyの活動を見てテレビアニメを知ってくださった方、いろんな方がいらっしゃるかと思いますが、もっと多くの方にどちらも知っていただきたい、観ていただきたいと思っております。そしてやはり作品あってのユニット活動だと思いますので、きちんとどちらも真摯に向き合って精進していきたいと思います。どうぞこれからも、『ぼくたちは勉強ができない』そしてStudyの応援をよろしくお願いいたします!

INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一


●リリース情報
ミニアルバム
『PROGRESSIVE』
7月24日発売
【期間生産限定(CD+Blu-ray)】

品番:SVWC-70436~37
価格:¥2,500+税

<CD>
・「ready STUDY go!」
作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:来兎
・「Happy weather girl」
作詞:こだまさおり 作曲:折戸伸治 編曲:奈須野新平(Rebrast)
・「トゥインクルにおける[x]の現象」
作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:菊地 創(eufonius)
・「打算だ!!!」
作詞:くまのきよみ 作曲・編曲:細井聡司
・「すべてが [x] の世界線」
作詞:こだまさおり 作曲・編曲:a2c(MintJam)
・「引き出せ!ポテンシャル」
作詞:yksb 作曲・編曲:MOSAIC.WAV

<BD >
オフショットコメンタリー映像
「ready STUDY go!」 ミュージックビデオ
※商品の特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。
・Studyワンマンライブチケット優先販売申込券
・特製フォトブックレットを封入
※2020年7月末日までの期間生産限定盤となります。

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