お姉さん感ある、清らかな歌声で彩られた17thシングルをリリース。TVアニメ『グリムノーツ The Animation』EDテーマ「Endless Notes」i☆Risインタビュー

声優とアイドルのハイブリッドユニット・i☆Risの17thシングル「Endless Notes」が、2月13日にリリースされた。メンバーの久保田未夢がシェイン役で声優として出演しているTVアニメ『グリムノーツ The Animation』のEDテーマに起用されたこの曲は、アグレッシブなナンバーの多かったこれまでの表題曲とは一線を画す、温かなミドルナンバー。ストリングスの音色にマッチした清らかな歌声で、そっと物語を閉じる役割を果たしている。そんなこのシングルへ、6人は歌声やダンスでどんな想いを込めたのだろうか。

――表題曲でミドルテンポの曲って、久々じゃないですか?

若井友希 そうなんです。だから今までのi☆Risとまた違った雰囲気でいきたいとか、何かまた新しいものを見せたいっていう気持ちがあったので、レコーディングもそれぞれがいろいろ試行錯誤したと思いますし……たぶんこういう楽曲って、10代だったらi☆Risとして歌えなかったんじゃないかな?と思うんですよ。だからいい意味で、ひとつ大人になったi☆Risを表現できたらなと思いながら、歌いました。

芹澤 優 なんだか包み込むような感じがある曲ですよね。今までは『プリパラ』とかもあったので結構アイドル寄りな「元気いっぱい!」みたいなイメージが強かったと思うんですけど、気づいたら7年目っていう、アイドルとしても声優ユニットとしてもなかなかお姉さんユニットの域に入ってきたなと思っていて。だから、キャッキャしてるだけじゃない、ちょっと1個上のステージに上がった楽曲にできるように、包み込む優しさみたいなものを感じながら歌いました。

――特にアニメがアニソンの入り口になる方には、新鮮な印象を与えるように思います。

芹澤 そうですね。あんまりライブに来ないと、i☆Risのこういう曲って聴かないと思うので。

山北早紀 逆に私は『プリパラ』のかわいい曲では、自然に歌うと「もっとかわいくやってください」みたいにディレクションされていたので、実は自分をデフォルメして歌ってる部分が多かったんですよ。でも「Endless Notes」はわりと山北早紀のままで深く考えずに歌ったのが、結果正解になっているように感じて。そういう意味でも、背伸びしてないありのままの今の私と、今のみんなだから歌えるのかなと感じました。

――ということは、結構皆さん自然に歌えた曲に?

若井 メンバーによるかな?

芹澤 うん。私は歌い出しのパート担当なので、結構ドキッとして。

久保田未夢 私も。私自身こういうゆったり系の曲は、普段あまり自分が聴かないタイプで。それでi☆Risがエンディングを歌うことに決まったと聞いたときは、「えっ……どうしよう」って少し不安に思ったんです。

――それはまた、なぜ?

久保田 i☆Risがエンディングに決まる前から、自分が『グリムノーツ』に出演させていただくことは決まっていたんですけど、i☆Risが主題歌を歌わせていただくときって、キャストとして出演している子がフィーチャーされることが多かったんです。でもi☆Risとして深夜の作品の主題歌を歌わせていただくのはまだ2作目なので、「深夜帯のアニメを観ている方に歌を聴いていただけるタイミングだから、ちゃんとi☆Risのいいところを届けたい!」という思いもあって。レコーディングが終わってひと安心したんですけど、いちばん最後のフレーズは自分しか歌ってないので、まだちょっと不安がありますね。

茜屋日海夏 私はさきさま(=山北)に近くて、どっちかというとキャピキャピ系に苦手意識を持っていたほうなので、比較的等身大のまま歌えました。ただ、うしろの音楽が静かな分、歌声が耳に残るので、そこは緊張しましたね。

――ストリングスが前面に出たきれいなサウンドの曲なので、歌声もすごく自然にスッと耳に入ってきます。

茜屋 そうですね。なので、自分の歌声の個性みたいなものを出すように意識しつつ、楽曲にいかに馴染ませるか……みたいなバランスは、難しかったかなって思います。

澁谷梓希 私が普段聴いている曲はビッグルームなどのEDMがメインなので、表現の仕方も難しいなと思ったし、このオーケストレーションに合う歌い方っていうところでもとても苦戦しましたね。

――特に、どんなところに難しさを感じましたか?

澁谷 普段は結構言葉をはっきりと歌っちゃうので、こういう流れる川のようなものに寄り添う形で歌うのって難しいんだなって。かつ、自分が主メロとなって「この水の動きを変えなきゃいけないのは、私なんだ」と思ったら、急に責任を感じてしまって。あまり責任感というものに触れるのが好きじゃないんで(笑)、「どう歌ったらいいんだろう?」って思いました。

若井 でも私、2番のAメロでずっちゃん(=澁谷)が歌ってる後ろで、コントラバスみたいな音がボン、ボン……って鳴っているところが世界観出てて好きで。それと歌声がめっちゃいい感じにマッチしてるんですよ!

澁谷 そのオーケストレーションさが『グリムノーツ』っていう作品にすごく寄り添ってるのかなと思っていて。きっとゲームをやっている方にも「わかる!」って思ってもらえるような世界観を築けている楽曲なのかな、と思います。

久保田 私、この曲のダンスに好きなところがあるんですけど、1番のAメロでゆうちゃん(=芹澤)に肩をポポンってされて……。

芹澤 あ、そうそう。ポーンって(笑)。

久保田 で、私がさきさまをポポーンってするとこ結構好き(笑)。かわいいなぁとも思うし、物語が繋がってる気がして。

芹澤 しかも、始まり方もすごく独特なんだよね。さきさまがみゆたん(=久保田)の目隠しをしてて……。

若井 あはは(笑)。

久保田 たしかにー!(笑)。

芹澤 それをパッと開くところから始まるんです。その、『グリムノーツ』に出てるみゆたんが真ん中にいて、まわりでみんなが眠ってて、さきさまが目を覚まさせる……みたいな流れが演出として美しいなと思って、めっちゃ魅力的だなと思います。MVじゃ観れないので、絶対ライブで観てほしい!

山北 それに最後も、みんなで同じ方向を見つめる、みたいな場所があるんですよ。そういうところもライブじゃないと観れないので、ライブでフルのダンスを観てほしいなっていうのはありますよね。

――これぐらいのテンポの曲だからこそ、逆にじっくりと魅せられるというか。

芹澤 たしかに。「Changing point」も『プリパラ』の主題歌とは色は違ったんですけど、速いテンポの曲はどうしてもガンガン前に踊っていきたくなるので。今回は“魅せる”って感じですね。

山北 今回、みんなが大人びてきれいに映ってるなぁと思ってて、すごく好き。私、YouTubeでめっちゃ再生回数稼いでるんですけど……。

――普通に観てる(笑)。

山北 そう。新鮮な気持ちですごく観てて。今までかっこいい・かわいいが多かったから「i☆Risって、こんな大人っぽかったんだぁ」って思って、いっぱい見ちゃった。(笑)ずっと一緒にいる私からしても、それぐらい魅力的だなって思います。

――きれい系のMVや楽曲って、茜屋さんが結構お好きな感じと前にどこかでお伺いした記憶があるんですが。

茜屋 そうですね、やりやすかったです。だから歌もなんですけど、MVも本当に等身大でできました。あと、ダンスショットを踊ってたときに思ったんですけど、すごく気持ちよかったところがあって。

――どの部分ですか?

茜屋 大サビの最初に1回ちょっと音が落ちて、「まだ見ぬ空へと手を伸ばして」でバンって音がおっきくなっていくんですよ。そのときの振り付けが、手をさらに伸ばすみたいなフリなので、音も相まってすごい気持ちよかったです。それもたぶん、ライブで観てもらえたらわかるかな?って。

――そしてカップリング曲「イノセントイノベーション」は、かわいいさ強めのアッパーなナンバーです。

山北 例えば前にリリースした「Secret Pure Love」とか「Special Kiss」みたいな曲は、主に男性に向けたような内容だったけど、この曲は女の子側が共感するというか。女の子側も「恋ってそうだよね」みたいな感じでキュンキュンする内容になっているので、歌う側も全然違う気持ちで歌ってたんじゃないかなって思います。私、この曲すごく楽しくて。恋してる感じになるから、早くライブで歌いたいです。

久保田 でもその2曲みたいに昔だったらシングルの3曲目に入ってるようなかわいい系統だったので、i☆Risらしさもあるなと思いました。2曲目かっこよくて、3曲目かわいい……みたいな頃の。(笑)

若井 それになんだか、いい意味ですごく回りくどいなって思いました。私って結構猪突猛進タイプなので、歌詞を書くとしてもこういう内容にはならないんですよ。だからこそ読んだときに「あ、こういう女の子いるんだな」って新鮮に感じたし、曲の構成もサビまでが長くて。1番も2番もしっかりと詰まってるので、そういうとこも歌詞の内容と曲がマッチしてるなって思いますし、私的にはスルメソングだなって思うんです。みんなの歌声もそれぞれに遊んでるし、聴けば聴くほどいろんな発見のある曲だと思います。

芹澤 たしかに、あっちこっち感情が行ったりするもんね。悩んだり、落ち込んだり。

山北 澁谷さんともぴったりだね、やっぱり。(笑)

澁谷 そうだねぇ。

――そうなんですか?

澁谷 はい。感情があっちこっちいくので。この歌詞でも、「なんで私のことを、キミは嫌いなの?」ってめっちゃ悩むし、「じゃあ、好きって言わせてみよう」みたいな女の子の面倒くささ(笑)……がよく表れていて、素晴らしい歌詞だと思います。サビとかもすごいですよね。とっちらかってるなっていうか……。

山北 それが、なんかリアルだよね。

澁谷 10人にひとりはこういう女の子まわりにいそうだな、って。特に学生のときはこういう気持ちになることが多いんじゃないかなって思います。

――ただ、サビの入り方など、歌うのは難しそうな曲だなとも思いまして。

澁谷 しかも歌詞割も細かいので、たぶんライブ大変だと思います(笑)。MIKAさん(※i☆Risの振り付けを担当するコレオグラファー)の振り付けもついたらどうなるのかな?っていうワクワクもあって。MIKAさんはいつも歌詞にすごく沿った振りを付けてくださるので、フリが入ることでよりこの曲を好きになるんじゃないかな、と思っています。

茜屋 私はデモをいただいた時点で「あ、好きだな」って素直に思いました。歌詞も女の子の心情が細かく書いてあって、それが余計にリアルだなって思ったし、相手の男の子がどんな感じなのかな?っていうのもちょっと想像できちゃう。相手で一喜一憂してるのが日記みたいに書かれてて……妄想が膨らみますね。なんか、「青春してるなぁ」っていう感じがします。

久保田 あと私、仮歌のお姉さんの歌声も相まってか、初めて聴いたときに女の子を落とすゲームの主題歌っぽいなって思って(笑)。でも「オンレコ」みたいな普段なかなか使わないワードも入ってたりと、言葉の選び方とかから「こんな子がいたら、キュンキュンするんだろうな」って思いました。だから別にキャラソンとまではいかないんですけど、そういうひとりの女の子のことを歌ってる……みたいに、キャラソンと自分たちとの中間ぐらいのイメージで歌いましたね。

――そして春からはツアーが始まります。今回のタイトル“FEVER”は活動年数にちなんで?

山北 そうです!7年目なので、そのタイトルになりました。

芹澤 今回、初めてツアーの打ち合わせに全員で出席したんですよ。今までも意見を出させてもらったことはあったんですけど、直接顔を合わせて参加したのは初めてで。だからこそ、誰かの意見をきっかけに相乗効果でどんどんアイデアが出てくる、みたいなことがあったので、今までとまったく違うものになるかもしれない……って思ってます。

若井 しかも今回は資料も作ってその画面を見ながら、本当の「会議!」みたいにプレゼンするような感じで打ち合わせをしました。ただ、今のところ決まってるのはまだ、大まかな外枠だけ……っていう感じですね。

――では最後に改めて、そんななツアーへの意気込みをリーダー・山北さんからひと言お願いします。

山北 はい。全国に、i☆Ris FEVERを巻き起こします!そして私たちも、最高にフィーバーします!いぇーい!

Intervie & Text By 須永兼次


●リリース情報
17thSingle
TVアニメ「グリムノーツ The Animation」EDテーマ
「Endless Notes」 
2月13日発売

【CD+DVD】

品番:EYCA-12282/B
価格:¥1,800+税

【CD】

品番:EYCA-11870
価格:¥1,200+税

<CD>
01 Endless Notes
02 イノセントイノベーション
03 Endless Notes (instrumental)
04 イノセントイノベーション(instrumental)

<DVD>
01 Endless Notes -Music Video-
02 Endless Notes -Off Shot Movie-

【グリムノーツ The Animation盤(CD)】

品番:EYCA-12281
価格:¥1,300+税

<CD>
01 Endless Notes
02 イノセントイノベーション
03 Endless Notes TV ver.-
04 Endless Notes (instrumental)
05 イノセントイノベーション(instrumental)

LIVE DVD&Blu-ray
「i☆Ris 6th Anniversary Live~Lock on♡無理なんて言わせないっ!~」
3月6日発売

【初回生産限定盤(Blu-ray+LIVE CD)】
品番:EYXA-12288/B
価格:¥10,000+税

【通常盤(Blu-ray)】
品番:EYXA-12289
価格:¥8,000+税

【初回生産限定盤(DVD2枚組+LIVE CD)】
品番:EYBA-12284~5/B
価格:¥8,500+税

【通常盤(DVD2枚組)】
品番:EYBA-12286~7
価格:¥6,500+税

●ライブ情報
i☆Ris 2019年春 全国ツアー

4/13(土) 埼玉県 /三郷市文化会館
14:00 / 14:30  18:00 / 18:30
4/21(日) 福岡県 / Zepp Fukuoka
14:00 / 14:30  18:00 / 18:30
5/4(土)  宮城県 /日立システムズホール仙台 シアターホール
14:30 / 15:00  18:30 / 19:00
5/6(月・祝) 大阪府 / Zepp Namba
14:00 / 15:00  18:00 / 19:00
5/11(土) 愛知県 /日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
14:15 / 15:00  18:15 / 19:00
5/19(日) 北海道 / Zepp Sapporo
14:00 / 14:30  18:00 / 18:30
5/25(土) 神奈川県 /関内ホール 大ホール
14:15 / 15:00  18:15 / 19:00
6/1(土)  東京都 /中野サンプラザ
14:00 / 15:00  18:00 / 19:00

全国8会場16公演 (全会場 昼/夜2回公演)
チケット代金:全席指定 6,800円(税込)
※枚数制限:各公演につき1人4枚まで。
※Zepp公演:ドリンク代別途500円あり ※小学生以上有料。未就学児童は入場不可。

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