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INTERVIEW

2015.05.14

【Yun*terview 04】××× Avec Avec

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Yun*chi TAKUMA君っていつ頃からアニメにハマってたんですか?

Avec Avec 小学校ぐらいまではアニメ見てたのが中学、高校とあまり見なくなり。でも、受験が終って高校卒業してから大学行くまでの間って暇じゃないですか。そのときになぜかわからないんですけど『うる星やつら』にめっちゃハマって。それでアニメのを毎日ひたすら観たんですよ、1話から全部。『ビューティフルドリーマー』もそこで観て「こういう世界があるんか」ってすごく好きになって。そっからですかね。『めぞん一刻』とか高橋留美子が好きになって、そのちょっと前から『灼眼のシャナ』とかも好きになってましたね。

Yun*chi 『うる星やつら』は好きになった女の子っていたの?

Avec Avec 僕はラムちゃんでしたね。しのぶはまずないでしょ(笑)。

Yun*chi 「ザスッ!」っていった!(笑)。

Avec Avec 弁天はありかな。ラムちゃんか弁天。あとはないです。ランちゃんもないですね。ランちゃんって素は……(=ガラが悪い)じゃないですか。ああいうのは違うかな、って。

Yun*chi Yunも『うる星やつら』は好きで、テンちゃんの大きいフィギュア持ってラムちゃんのコスプレしました(笑)。

Avec Avec おー、イイっすね(笑)。

Yun*chi そう。すごいいい感じだったんですよ(笑)。

Avec Avec だからか『瀬戸の花嫁』とかも大好きなんですよ。ちょっと『うる星』っぽいじゃないですか。

Yun*chi (笑)。でも、すごい! TAKUMA君とアニメの話をしたのは初めてかも(笑)。じゃあ『君に届け』は?

Avec Avec 観てました観てました。

Yun*chi 今回、「TAKUMA君に何をお願いするかは決まってないけどとにかくお願いしよう」って思っていたとき、「キミニトドケ」を見つけて「これやりたい」って思うと同時にTAKUMA君が頭に浮かんだんですよ。

Avec Avec 僕も最初に曲名を聞いたとき、「自分が選ぶとしてもこれだな」って思いましたよ。大好きでしたからね。観てて泣きましたよ(笑)。だから、普段はコードを変えたりするんですけど、今回は変えてないんですよね。「このメロディにはこのコード」って感じの黄金バランスでできてるし。それに結構ギターも入っていてロック・テイストもあるんですよ。あんまりアニソンって感じじゃなくて。

Yun*chi そっか。今回のアルバムでは、「アニメの曲が歌いたいんだから」ってことで、アーティストさんの曲ではなくてアニメの曲を選ぶようにしていたんですけど、そうか、タニザワトモフミさんの曲だもんね。

Avec Avec そう。だから、オファーが来たとき、アニクラで踊れるようなディスコっぽさが大事だとは思ったんですけど、ベースが出てるとかキックが強いとかいうよりも、『君に届け』の世界観を大事にしようって思って、力まずに作ったんですよね。

Yun*chi そうなんだ。ほかの方々にも「自分らしく作ってください」とはお願いしたんですけど、TAKUMA君に関しては一切何も言わなかったんですよね。本当に「預けた!」って感じで、「TAKUMA君ならTAKUMA君らしいのが上がってくるだろう」って思ってたので。私、恥ずかしいぐらいストレートだったり重かったりという歌詞を書くんだけど(笑)、Takuma君にアレンジしてもらうと「ポップに聴けるけど歌詞もちゃんと入ってくる」っていうちょうどいい感じにしてもらえるんですよね。だから、TAKUMA君に曲を作ってもらうと他の人が歌詞を担当するときでも自分も書きたくなるし。恥ずかしいような生々しい歌詞にTAKUMA君が魔法をかけて、ポップにしてから皆に届けるって感じなんですよ。

Avec Avec いや、ありがたいです。でも、歌の感じもちょうど良かっですよ。

Yun*chi いや、もう、タニザワさんの音域が広すぎて困った!(笑)。いちばん高い裏声からキーを設定して、ギリギリのところで納まったので「男の人ってすごいんだな」って体感しました。でも、Sugar’s Campaignの曲みたいにクラップが入っていて、原曲とはちょっと違うノリだったので、そこは意識しましたね。「声が楽しくノッてる感じだといいな」って。

Avec Avec いや、いいバランスでしたよ。さっき言った「かわいらしさ」と「セクシーさ」の話で言うと今回は「可愛らしさ」に少し寄せたんですよ。僕の中では「エモさ」って結構苦手で。でも、この原曲ってエモイんですよね。だからこそ「かわいい」ほうに寄せたらエモさがうまく中和されると思ったんです。それが僕としてはうまくいったと思っていて、いい心地良さになっていると思いますね。

Yun*chi いやー、TAKUMA君と(5月15日に『アニ*ゆん』リリースパーティー東京公演を)やるのが楽しみですよ!

Interview&Text by清水耕司(ボーグナイン)


●CDリリース情報
『アニ*ゆん~anime song cover~』

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発売中
販売:日本クラウン
価格:¥1,667+税
<CD収録内容>
①こいのうた(たまこラブストーリー)produced by PandaBoy
②Catch You Catch Me(カードキャプターさくら)produced by Tomoyuki Nakazawa(I’ve)
③おジャ魔女カーニバル!!(おジャ魔女どれみ)produced by tofubeats
④桜キッス(桜蘭高校ホスト部)produced by Pas’Lam System
⑤天使のゆびきり(彼氏彼女の事情)produced by kz(livetune)
⑥ビバナミダ(スペースダンディ)produced by Tachytelic
⑦きみにとどけ(君に届け)produced by Avec Avec
※全7曲収録、()内はアニメ作品タイトル

ニューシングル発売決定!!
TVアニメ『うーさーのその日暮らし 夢幻編』主題歌
「Lucky Girl*」
7月15日発売 
品番:CRCP-10343
価格:¥1,204+税
produced by ☆Taku Takahashi (m-flo)
作詞:カワムラユキ 作曲・編曲:☆Taku Takahashi & Tachytelic®

【PROFILE】
Yun*chi
livetuneをはじめ様々なアーティストのコンピレーションアルバム等にボーカリストとして参加しながら、JulieWatai の作品集「はーどうぇあ・がーるず」や「ちんかめ」「VANQUISH VENUS」など様々なモデルを経験。2012年11月、ミニアルバム『Yun*chi』でメジャーデビュー。独自のヴィジュアルは「ミュージック・ジャケット大賞2013」において「大賞」を受賞し、天然の倍音を含む透き通った印象的な歌声は国内外で高く評価される。2013年からはTVアニメ『ログ・ホライズン』のEDテーマを担当。アニメ音楽シーンにも活躍の場を広げる。

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