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田所あずさ2ndシングル「君との約束を数えよう」リリース記念 田所あずさ×畑 亜貴スペシャル対談!

2015.08.30 22:30

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田所あずさの2ndシングル「君との約束を数えよう」。今回の表題曲は今までの明るく元気なイメージからは一転、クールなイメージを押し出したロック・チューン! “挑戦の一曲”になった本曲について、作詞の畑 亜貴さんをお招きして、対談形式でお話をうかがいました!

MVを観て、私の中の田所さんの印象が変わりました(畑)

――おふたりでお話しするのは?

田所あずさ 実はこんなにがっつりお会いするのは初めてで……。

畑 亜貴 そうですね。気軽に!

田所 ランティスさんのパーティとかですれ違うくらいだったんですが、『涼宮ハルヒの憂鬱』とか大好きだったので、一方的にご挨拶させていただくような形で(笑)。

 うれしいですね(笑)。

――畑さんから観た田所さんってどんなイメージでしたか?

 キャラソンを担当したり、リリースとかを聴かせていただいた感じでは、すごく元気そうなイメージだなと(笑)。だから今回2ndシングルでロックっぽい方向性って聞いたときに、「あれ、もうそっちに向かうことにしたんだ?」と、意外に思いました。

田所 私自身がすごくロックが好きで、もともと聴く曲も歌う曲も、カバー曲でもロックな曲を歌うことが多くて、ずっと「こうなりたいんです!」っていうのを推していたんですけど、今回それを初めて叶えていただいた感じです。

 実は最初からそんな希望があったんですね!

――そういう意味ではMVでの、バンドを背負っての堂々たるパフォーマンスはすごく印象的でした。

 ね! すごくかっこよかった! もっとふわふわした感じに仕上がるのかなって思っていたので、意外と強くてびっくりしました。

田所 うれしいです! ロックバンドのMVを観るのも大好きで、自分のワンマンライブのときに初めて生バンドで歌うのを経験させていただいたんですが、今回MVでもバンドの民皆さんに助けていただきながら撮影することが出来て、こういうのに本当に憧れていたのでうれしかったです!

 アルバムのイメージが強かったので、見た感じのかわいらしく、ちょっと頼りない印象だったんですが(笑)、MVを見て「こういう強さを出せる子だったんだ!」と、私の中の田所さんの印象がすごく変わりました。

田所 第一印象でバレてしまっている!(笑)。

 (笑)それでもこんな感じになれちゃうんだっていうことがわかりました。こういうハードな格好も似合うね。

田所 わー! うれしいです! 似合わないかなって思っていたので。

 いやいや全然かっこいいよ! 躍動感があっていい感じ! 私ももちろんロックが好きなんですけど、ロックって私の中では「カッコ悪さの処理を自分の中でつけるか」っていうことなんですよね。カッコ悪さを全部封じ込めて究極のカッコ良さを求めるのか、それともカッコ悪いも含めて「自分はこれなんだ」というカッコ良さを貫くかっていう。あずさちゃんの中でのロックって、どんなもの?

田所 私は逆にカッコ悪いと思ったことが全然なかったです。ロックのみなさんは自分が好きと思ったことに真っ直ぐな感じで、自分自身にはまだまだロックが似合わないという本当に憧れの状態だったので……。

 おお……。なんか初々しいです(笑)。

田所 だから今聞いてびっくりしました! ありのままって確かにカッコ悪さも入っているんだろうなって気がします。

 好きな曲をやって売れているロックバンドだったらいいけど、もし売れてなくてカッコ悪いと思われていたとしたら、その路線を変えることがカッコ悪いと思うのか、むしろ路線を変えるくらいで俺たちのかっこよさは変わらないと思って変えるのか。いろんな選択がロックバンドの個性になるんだと思います。アーティストとしても、バンドを従えてロックを歌うときも、絶対どこかにかっこよさカッコ悪さを自分で選ぶ機会が訪れるんじゃないかなって。

――ある意味田所さんにとっては今後の宿題になっていきそうですね。

田所 そうですね! これから見つけていきたいです。

――今回「君との約束を数えよう」の歌詞を畑さんが手掛けられてますが、歌詞を書くときにどんな部分をイメージされましたか?

 アルバムや前のシングルで“始まり”感とかは十分表現してきたと思うので、じゃあその次ってなんだろうって考えました。そこでアーティストとしての田所あずさとすっぴんの田所あずさがいて、すっぴんの自分っていうのはアーティストとしての自分に何か“約束”をしないといけないなと。「私は本当にこれをやりたいから諦めない」とか「これをやり遂げる」とかいろんな約束をしてアーティストとして思いを託していく。それはファンの人たちに対してもそうで、自分が好きな物をみんなに応援してもらうときに、「私は頑張るよ!」ってひとつずつ約束をしていくとファンの方との絆にもなるし、アーティストとしての自信になるじゃないですか。この何年か後に成長したあずさちゃんがいて「みんなと私これだけ約束を守ったよ!」っていう思いでこの曲を歌ってくれたらって。

田所 うれしいです!

――まずは“約束”っていうキーワードができたんですね。田所さんとしてはこの歌詞をどう受け止めましたか?

田所 最初は難しくて、正直なところちょっと解らなかった部分がありました。でも歌を練習しながら、徐々に自分自身とみんなとの約束っていうのもわかってきて、それがわかった上で歌ったり見たり聞いたりするとまたガラっと全然違うんだなと気がついてからは、一段とこの歌詞が好きになれました。特に“迷いながら飛んでみたいよ”っていうフレーズが好きです。私はすごくネガティブなんですけど、結果こういう職業につくことを選んでいて、だからこのフレーズは私の人生そのものだなみたいな感じに思ったり、今回は今までよりちょっと強気な歌詞で、「私についてこいよ!」くらいのロックな歌詞がすごくうれしかったですね。私にでもこういう歌詞を歌えるようになったんだなって(笑)。

 (笑)。

――ちなみに今ここで「約束」というワードが出てきましたが、ファンだったり、未来の自分に対しての約束って何かありますか?

田所 そうですね。せっかくこうして私の願いを叶えて頂いたので今後も諦めずにロックな曲を! 「かわいい曲を歌って欲しい」って思う人もいると思うんですけど、「私がやりたいのはこっち!」ということをみんなに受け入れてもらえるように、今回は今まで以上に本気を見せなくちゃいけないと思っていました。私はいろんな役を演じれる声優になることが一番の夢なので、歌は好きなのですが大きなステージに立ちたい!というよりは歌を待ってくれるみんなのために続けていきたいなと思っています。

 そうだね、大きなステージに立ちたいとかでなく、何を目標に思ってるか、自分が本当に表現したいところに立つというのがアーティストの輝きになるんじゃないかなと思います。応援してくれる人ばかりではないですが、それでもやっていく気持ちの強さが輝きとしてアーティストに表われると、どんなジャンルであれファンの人も応援しようと思いますし。サビの“美しくも残酷だとわかりかけて”というのはちょっとエグい表現かなと思ったんですけど、「そういうところも分かってないわけじゃないんだよ」というのを伝えることがロックの表現だし、それによって輝きも増すと思って入れました。

―――徹頭徹尾田所さんのための歌詞になっていますね。

 2コーラス目の“100の誓いなんて無茶だけど”っていう部分は、あずさちゃんがたぶん今「100やりたいこと書いて」って言われても困るだろうなって思ったら、書いててちょっと面白くなってしまって(笑)。

田所 確かにこういう取材でやりそうですね(笑)。

――いいですね、田所さん今やりたいことってありますか?

 叶うかもしれないよ!

田所 え! 本当ですか! じゃあ一度も行ったこと無いので叙々苑で焼き肉を……。

――そんなことでいいんですか(笑)。

 それは畑さんがいつでも連れて行ってあげる(笑)。

田所 ええ! そんな……嬉しいです!

 小さいことでも言っておくといつの間にか叶うかもしれないから。

田所 じゃあもうひとつ(笑)。催眠術にかかってみたいです。これはずっと言ってるんですけど、本当にかかるのかどうか身を持って知りたいんですよね。

 大丈夫? 秘密とかない?

田所 山ほどあります(笑)。

 (笑)大丈夫かしら……。

――(笑)話を戻して歌ってみた感じはいかがでしたか?

田所 念願のロックで、しかもずっと一方的に存じあげていた畑さんに歌詞を書いていただきまして、いつもと違う気合いが入りました。レコーディングはいつも後ろ向きになりがちなんですけど、今回はみんなに絶対気に入ってもらいたい、「田所あずさはこれだな」って言っていただきたいという気持ちがすごく強かったので、そんな気持ちで歌いました。曲と歌詞に助けていただいた部分が大きくて、歌詞も曲も本当に大好きで早くみんなに聴いてもらいたいと思いました。

――ライブで歌うとまた違ったものになりそうですね。

田所 初めて歌ったとき、マネージャーさんには初めて歌ったようには聴こえなかったよって言われて、うれしかったです。初めて聴くのにお客さんもどんどん盛り上がってくださって、改めて「すごい曲だな」と感じました。さっき畑さんがおっしゃったように、未来の自分にいつか追いついて、その日に歌ったら違う気持ちになるかもしれないと思って、それが楽しみですね。

 黒須くんらしいいい曲だと思います。キャッチーでストレートで、でも力強い感じがあずさちゃんに合っているなって。

田所 本当ですか! 嬉しい! あと歌詞もそうなんですけど、本当に歌いやすくて。畑さんの「ダイヤモンドハッピー」を歌わせていただいたこともあるんですが、いつも歌いやすくて。

畑 よかった(笑)。この曲はちゃんと勢いつけやすい感じのメロディで、いろいろ考えて作ってるんだなって思います。だから今度黒須くんにも「もうちょっと難しくしてもいいかも」って言っておくね(笑)。

田所 えー! ダメです!

 (笑)。

――(笑)そして、カップリングの「Straight Forward」は田所さんが作詞初挑戦ということでいかがでしたか?

田所 こんなに苦しいものなのかと! 最初にプロデューサーさんにテーマを決めた方がいいと言われて、そう言われても「テーマとは何だ?」って(笑)。曲をいただいたときは爽やかなロックで青春っぽいなと思ったので、「今の自分が昔の自分を懐かしむような曲だ」と思って書いてみたんですけど、全然締まらなくて……。「歌詞はオチまで必要なんだ」って知ったり、そのあとは組み立てが大変で、考えうる全部の壁にぶち当たって本当に大変でした。

畑 自分と向かわないといけないから、あれがやっぱり苦しいと思いますね。

田所 けっこう泣きながら書いてました。

――今せっかく日本が誇る作詞家が目の前にいらっしゃるので、なにか聴きたいことがあれば聴いておいた方がいいですよ。

田所 歌詞を書くコツってありますか?

 (笑)よく聴かれるけど……まず視点とテーマを決めることがすごく大事だと思います。それだけでずいぶん整理されるので。気持ちを伝えたいのか、情景を共感したいのか……。ぼんやりと思いつくままに書いちゃうとテーマからずれていっちゃって、でもせっかく書いたからとどれも捨てられなくなっちゃうと、どこに行きたいか自分でもわからなくなってくるんです。声優さんってことだと「キャラをぶれないようにする」って言うとわかりやすいと思います。

田所 小説の主人公を考えるようにキャラクターをしっかり決めてから周りを作っていくんですね。あとタイトルっていつ考えられるんですか?

 タイトルはね、最初に決まるときもあるし、書いてる途中で「これかも!」って思うときもあるし、今回のあずさちゃんの曲のときは、書いていくうちにバシッと名言っぽいタイトルがいいなと漠然と書いていました。でも“約束”は入れたいなと思って、それからしっかりタイトルを考えました。

田所 なるほど!

 あと私の場合は本業が作詞家なので、視点を二重にしたり、ダブルミーニングや、もうひとつぐらい意味を持たせたりして表現に厚みを持たせたりすることもあります。そうやるといろんな人がいろんな立場で聴くので当てはまることが多くなって行くんですよ。

田所 すごい……!

 でもそれだと今度はあずさちゃんのキャラクターには合わなくなってくるので難しいかも。慣れてきたらそういうことにもチャレンジしましょう。

田所 いやー! 私は想像とか妄想とかあまり得意ではないので今回自分で書いた歌詞も実は事実しかないんですよ。だから人のことをかける畑さんはすごいなって。

 アーティストとして歌詞を書くときはその作り方ですごくいいと思います。

田所 そうなんですか?

 なぜなら聴く人はみんな「その人が何を持っているのか、どんな人生を送ってきたのか」を知りたいからです。

――(笑)そういう意味では田所さんのすべてが詰まった楽曲ということですよね。

 ラケットなんだね。

田所 テニスしかしてこなかったので(笑)。

――タイトルはすごくバシッと決まってますが、どこから出てきたんでしょう?

田所 この曲はキーワードとして憧れと真っ直ぐというのがあって、私は後ろ向きな性格なんですけど、自分の夢に向かって真っ直ぐ進んでいきたいという気持ちを嘘つかないで伝えたかったんです。テニス的にもストレートを狙うっていうのは攻めるときに使う技で、そういった意味でも攻めていく気持ちを込めて「まっすぐ」という意味を込めました。

――ちゃんとダブルミーニングになってますね。

田所 でも、他に思い浮かばなくて……。

 (笑)だからこそちゃんとよくまとまっていると思います。

田所 本当ですか!

 すごく大変だったろうなって(笑)。苦悩を感じます。

田所 怒られるのが嫌すぎて……作詞でダメだしされてしまうと、信じられないくらい傷つくんですよ(笑)。歌とか演技で言われるより全然違う傷つき方で……だから作詞家さんは本当に魂を削りながら仕事してるんだろうなって思います。

 私はけっこう戦いますけどね。みんなよくしようと思ってやっているので、私はベストだと思って出して、ちゃんと理路整然と説得して、それでも駄目なら仕方ないかなと。逆に引かないのが礼儀なのかなと思ってやっています。

田所 自信を持って出しましたっていうことですね。

 そうそう。こういう理由があるんですって言って、それでも傷つくいい方したら「こういう理由があるのになんで傷つく否定するんだ」って(笑)。そしたらきっともうちょっと優しく言ってくると思います。

田所 会話は必要ですね!

――表題曲もカップリングも、今後のイベントでも披露していくことになると思いますが、強い田所さんをライブでも見れるといいですね。

田所 そうですね。そんな一面もあるんだよっていうのを見てもらいたいですし、実際にテニスをやっていたのでこう見えて負けず嫌いなところもあります。声優としての私と違って、アーティスト業ではかっこよくてみんなを引っ張っていけるような田所あずさで行きたいなって思っています。

 私はあずさちゃんへの想いは歌詞に全部込めたので、あとはこれから本当に応援して見守って行きたいと思いますし、いろんな変化があると思いますし、次に会ったときにはもっと強気になっているのかもなって楽しみにしています(笑)。

Interview&Text By 大用尚宏(クリエンタ)


●リリース情報
「君との約束を数えよう」
9月2日発売
【Type.A】
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品番:LACM-14383
価格:¥1,300+税

<CD>
1. 君との約束を数えよう
 作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:黒須克彦
2.Straight Forward
 作詞:田所あずさ 作曲・編曲:堀江晶太
3.シーソー
 作詞:松井洋平 作曲・編曲:橋本由香利

【Type.B】
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品番:LACM-14384
価格:¥1,300+税
<CD>
1.君との約束を数えよう
2.Straight Forward
3.My Favorite Destiny
 作詞:結城アイラ 作曲:光増ハジメ 編曲:EFF