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2016.11.27

周防桃子の「流星群」に会場騒然!?「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 02」発売記念イベントレポート

周防桃子の「流星群」に会場騒然!?「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 02」発売記念イベントレポート

『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD「THE IDOLM@STER THE@TER ACTIVITIES 02」の発売記念イベントが11月26日、江戸川区総合文化センターで開催され、ジュリア役の愛美、周防桃子役の渡部恵子、大神 環役の稲川英里、木下ひなた役の田村奈央、福田のり子役の浜崎奈々がトークとミニライブを行なった。

「THE@TER ACTIVITIES」は、『アイドルマスター ミリオンライブ!』の新CDシリーズで、ゲームと連動した映画をモチーフにした「ドラマ」と「主題歌2曲」で構成されている。出演アイドルと担当する役柄は、ミリオンスターズ37人からユーザー投票で決定する意欲的な企画だ。「TA02」の映画のテーマは「任侠映画」で、ドラマ内では風来坊役をジュリア、お嬢役を周防桃子、子分役を大神環、悪徳組長役を木下ひなた、用心棒役を福田のり子が担当している。

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3rdライブツアー衣裳で登場した5人は、対立した組の所属という体でわちゃわちゃしながらトークスタート。「撮影裏話」と題した収録に関するトークで、愛美が悪徳組長役のひなたの普段との落差にびっくりしたと語ると会場からは納得の声が。田村はもうちょっとひなたな感じで、と言われてバランスをとりながら演じていたそうだが、メンバーにせがまれた田村が「じきに、後悔することになるかもねぇ……」とドラマの台詞を再現すると、ぞくっとするようなすごみにどよめく会場だった。

ドラマの中のあれを今やってみて?の流れで、ジュリアがアコギを弾く場面を再現してほしいと頼まれた愛美は、稲川や渡部がリズムを取るのに合わせて持ち歌の「流星群」のイントロをアカペラで披露!ところが話の流れで、何故か続けて渡部も歌うことに。ここで披露したのはなんとまたも「流星群」!渡部演じる桃子によるかわいくてきれいで、ちょっと切ない「流星群」というありえないぐらいレアな歌声が披露されたのだった。

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生ドラマコーナーは、くじびきで選ばれたアイドルとみっつのお題に従ったスピンオフドラマを、5人が順番にアドリブで演じるというもの。ふしぎな感じだったのは「木下ひなた」で「拾った財布 パンケーキ サブリミナル効果」がお題の回。一番手の愛美がひなたのモノマネから入ると、なんとなくみんなひなたのモノマネをすることに。この回は各人がモノマネに力を入れた結果お話はあまり広がらず、オチのつけようがなかった渡部が微妙にダメ出しされる雰囲気になった。次のお題でオチ前を任された渡部はリベンジとばかりに「あれはなに、巨大ロボット!?」とものすごく豪快な急展開!オチ担当の田村が「ロボットと戦った桃子は勝った。」と簡潔にまとめると出演者全員が「雑!?」と一斉にツッコんだのがオチになった感じだった。

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さらにステージでは、脚本付きの朗読劇も。CDドラマの後日談的な内容だ。環たちがドラマで演じた役柄の延長で「極道ごっこ」を楽しんでいる中、桃子はどこか憂い顔。のり子がひなたにべったりに見えることに桃子が嫉妬している様子に気づいたジュリアが一計を案じる…という内容だ。昼夜の脚本は基本共通なのだが、夜の部では昼の部に比べると桃子とジュリアの距離がより近く、桃子がちょっと信頼に甘えてるニュアンスが感じられた。おそらくトークの打ち解けた雰囲気が影響しているのだろうが、つくづく舞台は生き物だなと感じた。

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新曲ミニライブでは「侠気乱舞」と「DIAMOND DAYS」を披露。オープニングの愛美のソロはやはり抜群にかっこいいのだが、そこに続く田村のソロは全く種類の違うかっこよさがあり、新しいひなたの表現を感じる。ダンスはキレのいい腕の振りに様々な変化をつけていたのが印象的だ。間奏では白鳥の湖的というか、輪になって回りながら優雅に羽ばたく振りがバレエ的だったのだが、田村の動きがとてもなめらかで、取材席では「田村さんのダンスすごくよくなってない?」と話題に。個性が出るパートだった。ダンスはもちろん、歌と詞もかなりテクニカルな楽曲なので、5人で「めちゃくちゃ練習した!」とのことだった。

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「DIAMOND DAYS」は「TA01」イベントに続く披露だったが、メンバーが違うのはもちろん、前回はライブ向け会場でのスタンディング、今回は会館系の座席あり会場という雰囲気感がまったく違う。ひなたや桃子、環が中心となって醸し出す空気感もあいまって、どこか柔らかく温かい空気の中5人のパフォーマンスを見守る感じ。こういうテイストの違いが感じられるのはシリーズ共通曲の良さだろう。最後のキメの前、全員が天に指をびっと突き上げる振りがあるのだが、稲川だけぴょん!とちいさなジャンプを入れるのが環っぽくて思わず微笑んでしまった。

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今回のイベントは普段ではなかなかない、投票ならではの組み合わせだったが、こうした投票に任せた組み合わせでもどのイベントも円滑に楽しく回るのは、ツアーなどを通して全体の地力が底上げされていることを感じるステージだった。

Text By 中里キリ

(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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