リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

REPORT

2014.02.23

3つの流れの融合が産んだ、初めて目にするアイマス。“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014”初日レポート

 int-140223-001-c002

『アイドルマスター』が過去最大の2DAYSライブ“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014”を2月22日・23日、さいたまスーパーアリーナで開催した。今回は初日の模様をレポートする。

int-140223-001-c001

初日には765プロから中村繪里子、長谷川明子、今井麻美、仁後真耶子、浅倉杏美、平田宏美、下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋、原由実、沼倉愛美、滝田樹里、『アイドルマスター シンデレラガールズ』から福原綾香、松嵜麗、佳村はるか、大橋彩香、原紗友里、青木瑠璃子、『アイドルマスター ミリオンライブ!』から麻倉もも、田所あずさ、山崎はるか、渡部優衣、木戸衣吹、Machico、伊藤美来、夏川椎菜、雨宮天、藤井ゆきよ、愛美が参加した。

int-140223-001-c003

初日の新情報としてはPS3ソフト『アイドルマスター ワンフォーオール』の最新PVを公開。13人が同時にステージに立つ演出に驚きの声が上がった。『シンデレラガールズ』からは、4月に行われる”THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!”の4月5日公演・4月6日夜公演の模様をライブビューイングで劇場中継することを発表。『ミリオンライブ!』は初の単独ライブ”THE IDOLM@STER MILLION LIVE 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!”を6月7日~8日、中野サンプラザで開催することを発表した。

int-140223-001-c004

●3つの道が交わる化学変化

会場セッティングは、大階段のあるメインステージ(奥)と会場中央のスクエア状のセンターステージ、その間をつなぐ中央の花道というスタンダードな構成。面白い工夫がされていたのがセンターステージで、3×3のマス目状のパネルがそれぞれ独立して昇降する 仕組み。後ろのパネル3枚が上がっている間に前パネル6枚が奈落に降りて次の曲の出演者が待機していたりする。十字に迫り上がらせたり、階段状に段差をつけたりと演出も自由自在だ。メインステージ、センターステージ、花道」で、最初にセンターステージにに765プロの面々が登場し、その後メインステージにシンデレラ組とミリオン組が登場。歌いながらセンターステージに全員が集まると、迫り上がった中央舞台には中村、大橋、山崎というそれぞれの作品で「赤」のイメージカラーを担う3人が立った。

int-140223-001-c005

この3人が一緒に歌ったのが「The world is all one!!」だ。団結し、共に歩む。仲間たちと一緒ならできる。そんなゲーム『アイドルマスター2』の主題歌としてのメッセージが、3つのタイトルの3人が歌うことで新たな意味合いを獲得したのが面白い。3人が笑顔でハイタッチをかわしている時に会場に満ちていた多幸感は、この曲がずっと終わらないでほしいという気持ちで満たされている気がした。黄色の3人として長谷川、Machico、原紗友里が「MEGARE!」を、青の3人として今井、田所、福原が「MUSIC♪」を歌ったのに代表されるように、今回のライブは3つの作品から参加したアイドルたちの融合による化学変化が随所で見られた。

int-140223-001-c006

そんな化学変化が特に楽しめたのが、中盤のメドレーコーナーだ。初っ端から釘宮、山崎、松嵜というこれでもか! というキラッキラの個性が加わった「キラメキラリ」でスタート。平田と下田の「エージェント夜を往く」というオールドファンにはたまらない組み合わせに加わった青木や、今井の絶対的な持ち歌である「arcadia」に長谷川と共に加わった雨宮が、存在感で一歩も引くことなく自然に参加していることには感嘆させられた。

int-140223-001-c007

そしてこのメドレーコーナーは、今回はライブに参加できなかった仲間たちの存在を感じられる場所でもあった。ジュピターの「Alice or Guilty」は沼倉、たかはし、愛美、福原が越境カバー。男性曲の低音で強いボーカルをたかはしが担当するのは自然な流れだが、アイマスライブ初参加の愛美がここにぴったりはまったのは組み合わせの妙。『アイマスDS』主題歌“HELLO!!”で日高愛の役割を大橋が担当したのもこれしかない感じだ。「いっぱいいっぱい」では若林の盟友である仁後と、原がメガネ姿で熱唱した。「Alice or Guilty」「いっぱいいっぱい」のくだりで、SSAの客席が演者ではなく、その楽曲の本来の歌い手の色である緑に染まっていったのはアイマスならではの光景で、客席とセットで完成するステージだった。

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP